ジャパンレザーアワード2018の事前エントリーが8/9(木) 17時までとなっています。
Japan Leather Award 2018 | ジャパン レザー アワード 2018
実際の作品応募は9月頭までとなりますので興味ある人はエントリーしていたほうがいいです。
「そんなコンテスト出して意味あるの?」「なんや、フェニックスはこれの宣伝でなんぼもらっているんや。げへへ」というような声も聞きそうなのでちょっとだけ解説しておきます。
目次
例年からの変更点
・審査会や懇親会の会場が例年大阪梅田阪急でしたが今年から二子玉川ライズ ガレリアになりました。
・テーマが存在していません
・審査員がずいぶんと透明になっています。
以前は審査員がどのように審査したか、誰がどう推していたかなどがわかりづらかったですが、ずいぶんとわかりやすくなりました。
・昨年やった審査会での事前100点ピックアップ展示をやめた。
昨年のアワード開催前に主催の某偉い方との会話
「ムラキくん、100点ピックアップして東京で展示ってどうなると思う?」
あ~、十中八九失敗して不満買うでしょうねぇ
「な、なんで!?」
だって、作り手は偏屈者多いから『誰が100点ピックアップするんだよ』『そのピックアップしたやつは何を根拠に100点にしたんだよ』『1次審査をして100点に絞って2次審査で会場に出すなんて、それに選ばれなかったら恥ずかしくて人に話せない』ってなりますねぇ、確実に。
会場の大きさ、審査員の手間暇の問題あるんでしょうが、悪手だと思うなぁ
まぁ、実際やってみて悪手だったらしく、今回は1次審査の100点ピックアップはやらないようですな。
出すとこんなメリットを聞いたよ
過去に受賞した人や出した人にメリットを聞いたことがあります。
箔の一枚になる
「ムラキさん、アワード受賞しても別に儲かりはしませんよ。
ただ、受賞するときちんと受賞パンフレットが作られるんですよね。
で、それが営業資料として役立ちます。」
それはジャパンレザーアワードがそれだけ認知が高いってこと?
「いいえ。┐(´д`)┌
でも、新規取引先のアパレルさんやお店は知らないですが『こういう審査員がいるコンテストで受賞したんだ』と、判断の一つとしてくれます。
受賞しても別に注文くるわけじゃないですが、営業ツールの際の箔の1枚にはなります。
それをどう使うかは結局は受賞者次第ですよ」
実際に売れた
「ジャパンレザーアワードって受賞作品全部をプロカメラマンが撮影してくれて、全てweb上に載せてくれるんですよね。
で、その際にFBなりTWなりのsnsを載せてくれるんですよ。
そうするとSNS経由で注文や問い合わせ、実際にお店から契約しないか、という話は来ました」
全応募作品紹介 | Japan Leather Award 2017 | ジャパン レザー アワード 2017
全応募作品紹介 | Japan Leather Award 2016 | ジャパン レザー アワード 2016
全応募作品紹介 | Japan Leather Award 2015 | ジャパン レザー アワード 2015
Japan Leather Award 2013 | ジャパン レザー アワード 2013
h4>技術を見せておく場としても役立てた人も
このアワードですが「自分で作らなければならない」という規定は一切ありません。
別にメーカーの営業さんや社長さんが人に作らせて自分の名前なりで出しても文句出ません。
それを活かして自社の技術やデザインの場を出しつつ、webに記録残す場として使っている人もいます。
逆に言うならば「あの受賞した作品を実際に作ったのは私なのに!なんで社長の名前が出ているんだ!」と文句言うのもお門違いです。
それならば最初からご自身の名前で出しておけばいいだけの話です。
自分の名を残しておくためにも出しておく、というのも手です。
懇親会面白いよ
毎回アワードの懇親会のあとには非公式の2次会ってやっていますが、前回も30人以上集まりました。
1次会会場でいろいろと声かけ、ナンパしたりしましたが、面白い懇親会です。
審査員たちも出席しているので審査員と喋ってみたい人はオススメです。
昨年からは懇親会来場者には胸に「出展作品の写真」「出展番号」などもきちんと掲載したプレートをぶら下げるようになりました。作る手間暇大変だろうに、よくここまでやったな、と感心したものです。
ここ改善してほしいなぁ
返送時のコメント復活しねぇかな
・昨年から応募作品返送時に来場した一般審査員や審査員のコメントがかかれなくなったようで。
あれ、返送の手間暇かかるけど、出展する甲斐のある良いシステムだと思うのでまたやってもらいたいものです。
懇親会で審査員と参加者マッチングさせてくだされ
・懇親会には審査員も出ています。
主催会社は審査会の会議ログをキチンと残しているので「どの審査員がどの出展者を推していたか」がわかるはずです。
それならば懇親会のその出展者が来ているときは審査員と出展者をきちんとマッチングさせて会話させてください。
審査員は大変かと思います。
(いや、ほんとに。。前回は100点展示から審査だけど、今回は全点審査だから頭煮詰まるだろうに)
それでも懇親会まで来た出展者に是非声をかけてあげてください。
デザイナーや企画じゃなくて実際に作品を作った出展者の場合は、普段評価を聞くことがあまりないので励みになりますので。
審査員も結局出展者との会話の糸口ないので「声かけてあげたいけど、どう声かければいいのかわからない」と右往左往して結局は審査員同士でダベっているケースが見受けられました。
箱だけ用意して「さぁ、あとは勝手に審査員や出展者で交流してね」といってもできるわけがないですわ。
部門もうちょい細かくわけてくだされ
フットウェア部門…靴
バッグ部門…鞄バッグ袋物
ウェア部門…レザーウェア、ベルト、手袋、帽子、ブレスレット、小物(財布・名刺入れ)など身につけるもの。
フリー部門…生活雑貨、インテリア、その他(フットウェア部門、バッグ部門、ウェア部門に該当しないもの)
学生部門…大学、専門学校などの学生だけが応募できます。
靴鞄・ウェア部門に該当しないものは一緒くたに「フリー部門」
ウェア部門が大雑把すぎだろ(-_-;)
雑談
・懇親会で人と話していたら審査員の****さんが。
全然知らない人だけど、大阪の人間の厚かましさで「審査大変だった聞きましたが、審査会場でみんなでシャンシャンと、じゃなかったんですね」と聞いてみた。
「いや、それはないよ。
こういうアワードで賞取ることでその人の人生や業界が変わることになるかもしれない。
だから審査員はすごく責任重大。自分が良いと思った作品は全力で推すよ」
前回は審査は審査会場で皆の見える前で行うとしたのですが、開始20分で「あ、これは時間長引く・収集つかない」と判断したのか、主催会社があわててそばに会議室を確保。
そこの審査員や審査員が推す作品を集めて喧々諤々と審査が行われました。
あの模様、公開しちゃえばいいのになぁ
・「なんや、フェニックスはこれの宣伝でなんぼもらっているんや。げへへ」という質問に対しては「審査会場でいろいろな作品見たり、webで過去作品見れたり、懇親会で人と話すのが謝礼といや謝礼かなぁ」という回答となりますね。
・ちなみに今回はアワードにあわせた革日和は開催しませんので。
過去の関連blog:
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