【革】はじめまして、グレースと申します【新商品】


みなさん、こんにちは。

私、グレースと申します。

 

ついにPhoenixは外国人も採用か!?と思われた方、違いますよ。

私、9月からこちらPhoenixでの取り扱いが始まった新しい革でございます。

 

なんで、9月から取り扱いが始まったのに、今更やねん。もう10月下旬やぞ

 

という声があちらこちらから聞こえてきますね。

すいません、これに関しては革担当:よこいの怠慢です。

完全に私の紹介ブログを書くのを後回しにした結果です。

ああ嘆かわしい。

 

はじめましてグレースです。

 

改めて自己紹介を致しますと、

名前をグレースと申します。

英語で書くと「grace:優美」という意味になります。

優美と書くと女の子っぽい名前ですね。でも革なので性別などありませんね。

あ、ステータスは名前のところにPhoenixオンラインショップのリンクが貼ってありますので、

興味ある方は早速そちらで飛んでいってください。

んなとこわざわざポチるかい!という方の為にこちらにも書いておきます。

Phoenixが自信を持ってお勧めする製靴(アッパー)向けレザーです。

最高級原皮の1つであるフランス産の上級原皮をベースに
姫路の老舗タンナーが鞣し、仕上げを行っております。

独特の色ムラ感とアジのある仕上がりが特徴で、
また吟浮きに強い革です。

高級短靴用として仕上げてありますが、
財布などの小物、カバンなどにもお使い頂ける革です。
なお、芯通し染色ではございません。

商品名:グレース
なめし:クロム鞣し
仕上げ:染料・顔料仕上げ
厚 み:1.5mm前後
大きさ:140~200DS前後
DS単価:¥135(+税)
カラー:全7色
焼印率:低
カット:可

 

優美な色ムラとハイグレード生地の申し子

 

私はと言いますと、こんな面構えとフォルムです

 

プロフィール写真でもお分かり頂けるように、

色ムラがあります。

セクシーですね。

ベースとなるの原皮はフレンチキップと業界で言われているものです。

かっこ良く英語にしてありますが要はフランス産の生後6ヶ月〜2年未満の仔牛の原皮です。

元々は靴用の革として作られていますので、タンニン鞣しではなくクロム鞣です。

質感としては程よいハリ感があり、吊り込みなどで強く引っ張ってもちょうどよく弾性があります。

高級な短靴などに向いてるかなー、と自負しております。

 

革にも靴用、鞄用、衣料用などなど

 

つい今書きましたが、革にも○○用というのがあるみたいです。

鞄用、靴用、小物用、医療用、工業用…etc

 

私は靴用の革です。

でも絶対に靴にしか使っちゃダメ、なんてことはもちろんありません。

じゃあなぜ○○用、というのがあるのでしょう。そこは革担当さんに説明してもらいます。

 

******

 

そもそも流通している革の大半は、製品メーカーさんや製品問屋さんなどが

「ねーねー、タンナーさん。今回こういう商品を作ろうと思うんだけど、

これに合った革を作ってほしいんだよねー」

もしくは革の問屋さんが

「今期の流行は×××が来るに違いない!それに合わして素材を用意しておこう!

タンナーさん、こういう革作って下さいな!」

 

とこんな風にオーダーする事がほとんどです。

タンナーさんが独自に「よし、こういう革を作ろう!」となることは少ないです。

そのなかで、鞄に使う革ならば色堅牢度はどらくらい必要か、

物性はどういったものが向いているか、

価格はどの程度に抑えた方がよいか、

などを踏まえて革を作っていきます。

言ってしまえばタンナーさんは革作りのプロであって、企画のプロではないんですね。

 

なので、逆の言い方をすると「この革は○○に向いている」という考えになり、

言い方として、○○用の革、といった表現になります。

 

しかしあくまで、製革における事情ですので

カバン用の革はカバンにしか使えないという訳ではないですし、

靴用の革で財布を作っている方もいらっしゃいます。

その革の特性や性質を分かってさえいれば、どのように使うかは

作り手のみなさんのセンスで決めてもらってOKだと思います。

 

******

 

使い道はあなた次第!

 

そんなわけで少し話が逸れてしまいましたが、

私をどう使ってもらうかどうかは皆様次第です。

前述の通り、靴に使ってもらえば私の個性は活きてくると思いますし、

天の邪鬼な方は私を財布に仕立ててもらっても

もしかしたら唯一無二の面白い物が出来るかもしれません。

フランスのキップ原皮がベースですので、

鞣しや仕上げも国内の老舗タンナーによるものですので、

革質はPhoenixのお墨付きでございます。

 

どんどん作って写真を撮ろう!

 

私に限った事では有りませんが、

Phoenixは革屋さんなので革の写真はありますが、

その革で作った作品の写真があんまりありません。

でもこういう新作革が出たとき、お買い求め頂く際に

「この革使ったらどんな風合いの作品が作れるのか」って

買うかどうか悩んでる時に気になりますよね。

なので、我こそは!という方、是非私の生まれ変わった姿を写真に収めて下さい。

そして、その革をPhoenixにお送り下さい!

Phoenixではお客様からの作品写真を募集しております!

作品写真受付フォーム

ネットショップで使えるポイントが貰えたり、

何ヶ月かに一度選考して優秀作品にはぷれぜんとがあったりするらしいです。

革に限らずPhoenixで買ったパーツなどが使われていればOKらしいので、

どしどし応募してみて下さい。

もちろんインスタグラムにアップした際には#leathercraftphoenix のハッシュタグも大歓迎です。

こちらは特典とかは無いですが、Phoenixのスタッフが喜びます。

 

新作革シリーズがついに終止符

 

と、ここで革担当よこいです。

先程までの文章も私が書いていただろ、とか野暮ったい事は置いといて下さい。

 

ここ10ヶ月程かけて新作革をどんどん取り組んできました。

その中にはもうすでに定番としてしっかり根付いた革も有れば、

思いのほか成績が振るわなかった6月頃の助っ人外国人みたいな扱いの革も有ります。

一生懸命取り組んで来たつもりでしたが、

私の力不足もあったかと思います。

もちろん、それらをすぐにやめるつもりは無いですし、

それらが日の目を見るまで育ててやるのが私の仕事だと思っております。

公私ともに育児に精を出す為にも

とりあえず一旦は新作革に急ピッチで取り組んでいくのはお休みします。

 

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とか書いてますが、今月下旬から来月頃には新しい革が出るんですよね(笑)

まだ準備中ですが詳しくは続報をお待ち下さい〜

グレースちゃんもこれからよろしくお願い致します。

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