10月の毎週どこかで革日和3週連続の最終回です。本日は革日和♪in浅草 A-ROUNDです。
今回は先日お目見えしたニッピ機械さんの新型漉き機の実演セミナーやはじめてやる実験WS「表面加工」を行います。
目次
A-ROUNDは
浅草エーラウンドとは – 革とモノづくりの祭典|浅草エーラウンド(A-round)
150年近く続く革靴の生産地であるという浅草の意外な一面を、楽しみながら知ってほしい──。浅草エーラウンドは、工房や地域のお店のみなさんの、こうした想いから始まったイベントです。
観光地・浅草の奥座敷、革靴の生産出荷額日本一を誇る「革のまち」である奥浅草エリアを中心に、普段は非公開の革靴づくりの現場などを巡り、モノづくりのDNAが息づく街の魅力を伝えます。毎回1万5000人〜2万人を集客しています。
当日は下記のようなイベントが開催されます。
ニュース(2018年 AUTUMN) – 革とモノづくりの祭典|浅草エーラウンド(A-round)
ワークショップ(2018秋) – 革とモノづくりの祭典|浅草エーラウンド(A-round)
ギャラリー(2018年 AUTUMN) – 革とモノづくりの祭典|浅草エーラウンド(A-round)
染料のLizedさんも浅草ものづくり工房で出展しています
先日の革日和に出展いただいたLized 柳澤氏も浅草ものづくり工房に出展しています。
染料の相談や体験が出来ますのでおすすめしますわ
Lizedさんで行われる「実際に染めて作ることが出来るワークショップ」は東京スカイツリー SUMIDA LEATHER PARTY 2018で会期中行われています。
SUMIDA LEATHER PARTY~墨田区産の革を使用した製品の展示と販売~ | イベント | 産業観光プラザ すみだ まち処
革日和ではセミナー・WSを開催します。
ニッピ機械の新型漉き機のデモンストレーションです。従来機との違いやオススメな点、デメリットなどお伝えします。
「革の表面仕上げを学ぶワークショップ~金銀や型押し加工編」はこんなワークショップ
このワークショップでは用意した革に下記の工程を施していきます。
・ワックス状のもので革に金属光沢グラデーション加工を施す(お手持ちの革靴や革鞄にも可能です。持ってきてください)
・塗料を使って革に金属光沢加工を施す
・割れない顔料を使って型押し革やカービングの凹んだ部分に色をつける
それぞれに向いた革・向かない革が存在します。
また、工程として下処理が必要なものなどもありますのでそこらも含めて解説します。
・型押しというシステム…どのような工程でどのような革に可能か、どれくらいの予算がかかるのか、などを解説します。
対象
レザークラフトを行ったことがある人
販売なども行っているが既存の革に他に表現が可能か、と思っている人
市販されているクロム革やタンニン革の表面仕上げを学ぶセミナーです
「人に話したくなる革セミナーぷち~靴と鞄の違いを作り方から見てみる」はこんなセミナー
靴と鞄は似ているようで違う世界です。
このセミナーは普段2時間で1500円のセミナーですが、1時間に圧縮して作り方を中心に解説します。
・靴と鞄の根本的な思想の違いが制作などにも影響する
・靴と鞄の業界の考え方の違い
・修理と制作は全然話が違う
などの話を動画を交えて解説します。
ニッピ新型漉き機を活かすセミナー~漉きの考え方をしっかり学ぶ
いじって触って撫でて聞いて調べた感想を下記に書いていますのでご覧くださいな。
動画で見よう!ニッピ新型漉き機とホットメルトすごく良いので10/20.21のA-ROUNDで展示します。 | phoenix blog
セミナーではニッピの新型漉き機を前に解説します。
漉き機の考え方や構造、従来機と新型機の違い、使い方の注意点などを解説します。
この機械は教室で習っている方以外にも「自宅で音を立てたくない」という方にもおすすめします。
ニッピ機械の方と話したところ「従来機は100点の性能です。ですが、研ぎをきっちりしないと50点や30点まで下ります。新型機は研ぎというシステムがなく、替刃式です。ですので70点の性能しか発揮できませんが、性能がオチても60点でとどまります。50点まで下りません」とのことです。
ムラキ個人としては従来機を100点で使いこなせている人は稀です。職人30年やっている、という人でも稀です。それは個人の能力ではなく、業種の違いです。
そこらも含めて解説させていただきます。
レザークラフトフェニックスで新型漉き機を実際に購入する際には2000円引かせていただきます。
ニッピ機械の新型漉き機のデモンストレーションです。従来機との違いやオススメな点、デメリットなどお伝えします。
新型漉き機を触ることが出来ます
ニッピ機械さんのご好意で新型漉き機をお借りできました。
日曜日はニッピ機械さんが直接来られます。機械の質問以外にも「普段漉き機使っています!ありがとうございます!」などというチャンスです( ´∀`)bグッ!
この時間帯は漉き機触れません!
下記の時間帯はセミナー開講中でムラキ一人のため触れません。もしくはセミナーで使っているため触れません。ご了承ください。
土曜日 13:15~14:15 右記セミナー開催中のため 人に話したくなる革セミナーぷち 革の買い方や歴史編
土曜日 15:30~17:30 右記セミナー開催中のため ニッピ新型漉き機を活かすセミナー~漉きの考え方をしっかり学ぶ
日曜日 15:30~17:30 右記セミナー開催中のため ニッピ新型漉き機を活かすセミナー~漉きの考え方をしっかり学ぶ
ニッピ機械の製品ホットメルトも体験出来ます。量産メーカー必須道具ですよ
端的に言うならば「ローラーで塗ることが出来るグルーガン」と思ってください。
1台6万弱しますが、量産メーカーで「両面テープがくっつかない合皮や綿布を使っているんだよ」という人はぜひ触ってみてください。感動します。
両面テープの欠点である「張って、裏紙を剥がさないといけない」という手間暇が省けます。両面テープよりも粘着力は上となります。
他方両面テープの利点である「内職さんにまかせて張って積み重ねる」ということは出来ません。
コストは使う糊が1kgで2500円ほどしますが、これだけあれば幅10mmで1,5km塗ることが可能だとか。3mmでしたらその3倍ですね。
協進エルの新商品「レザークラフト ハンディプレス」をお試し可能です!
新製品情報で見たこちらの品、まだ触っていないのですが、良さげな匂いがします。
で。
Tellll~~♪「はい、協進エルです」
あんね、今度A-ROUNDで浅草に行くだんけど、会期中の土日だけ貸してくれない?
「宣伝してくれるんですか!良いですよ、土日ならば!」ということでお借りしました。
こちらの品は菱目打ちやハトメ抜きなどの既存品をくわえ込むことが可能です。また、構造的に高さ調整も可能ですので、刻印を打つことなども可能、なはずです。
私自身も触るのははじめてです。会期中上記漉き機と同じ時間帯触ることが難しいですが、ぜひ見に来てください。
この時間はムラキがボヤンと立っていますので機械や工具触りに来てください
10/20(土) 10:00~13:00
10/21(土) 12:30~13:30
10/22(日) 12:30~13:30
基本的にセミナーやWS中は仕事していますので。
日曜日は私の他にニッピ機械さんが来ていますので15:30~17:30以外は漉き機触れます。
過去の関連blog:
- 10/31(水)-11/4(日) 姫路城皮革フェスティバル で、11/3.4はニッピ機械の新型漉き機展示予定
- 動画で見よう!ニッピ新型漉き機とホットメルトすごく良いので10/20.21のA-ROUNDで展示します。
- 本日は革日和♪セミナー IN浅草 A-ROUND 10/30~11/1(日)
- 2018.10/31-11/4(日)姫路城皮革フェスティバルの様子
- 本日は革日和♪2/15(日) 手縫いWS,型紙講座,漉き機を理解するセミナーの3本立て