ジャパンレザーアワードに出したのはScanNcutで作った革のカバン、という話


2019/10/04から2019/10/05まで東京二子玉川ライズのホールにてジャパンレアーアワードの審査会が開催されます。

 

で、ムラキもアワードに応募しており、革も切れるカッティングプロッタ SucanNcutで作ったカバンを提出しました。

このカバンですが、裁断に関してはすべてスキャンカットを使って行っています。

ジャパンレザーアワード審査会って堅苦しいの?

審査会は「全作品306点を展示し、審査員11名が審査しているけど、別にどんな人でも入場無料で自由に見ていいよ」というものです。

全作品実際に手にとって見ることができ、会場にあるファイルやアワード公式HPでは全作品の写真や作り手のSNSアカウントなども公開されています。

どれだけネットが発達しても所詮視覚聴覚情報しか伝えきれないので、実際に見れて触れる機会は貴重ですよ

今回は革日和ブースにてフェニックスも出展しています

 

パズル部分はどうなっているか?

このパズル部分、アップで見るとわかりますが、3mmほど切れていない部分が存在します。これが布や紙ならばそこから裂けてくるのですが、革の場合は強度があるので裂けづらいです

データ作成はどうやったか?

今回は知り合いにお金を払って作成してもらいました。慣れた人ならばイラストレーターで30分ほどで作成可能です。PCデータですので1つ作ればあとはコピー&ペーストで完了ですわ

この裁断はどれくらいかかるか?

パズル部分で15分ほど。本体パーツ全部で20分ほどで完了します。刃型と違いテーパー(斜め部分)がつかないので、パズルを作ると完全にピッタリと当てはまります。

機械の強みで、1mm以下の狂いなく裁断してくれます。

刃型作ったらどれくらいかかるの?

多分刃型屋さんはこの刃型は30万もらっても作りたくないだろうな、と。
お金を積めば全くずれないパズルピースの刃型、というのは作れるのですが、3万円くらいはかかります。今回のように精密、かつ、1部分だけ切れていない、という刃型は破損もしやすいため嫌がられます。

じゃぁ刃型はもういらないか!というとそんなことはなく、裁断速度自体は刃型の圧勝となります。

いくら位で何を注意すればいいの?ムラキさんの手助けはもらえるの?

下記blogでいろいろと解説しています。

https://blog.phoenix-shop.jp/archives/13054

過去の関連blog:


2 thoughts on “ジャパンレザーアワードに出したのはScanNcutで作った革のカバン、という話

  1. Jem

    私もこちらのブログで催し物を知って、革と樹のケースでジャパンレザーアワードに出品してみました。

    あいにくと会場にはいけないけれども、応募作品一覧を見るだけでも勉強になります。

    返信
    1. l-phoenix 投稿作成者

      毎度です、ふぇにっくすのムラキです

      あ!ありがとうございます( ´∀`)bグッ!
      見ましたよ!どう作っているんだろと不思議に思いました。
      会場で見ると更に面白いので次回は是非に~ 飲み会も是非に~

      返信

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