裁断の土台となるビニール板の偉大さと、特大サイズの見積もり集


レザークラフトをはじめて1年2年経てば欲しくなるのは裁断用の大きな机。で、その上に敷く大きな大きなビニール板です。カッターマット、カッティングマット、などとも呼ばれます。

今回のblogでは下記を書いていきます。

・なぜビニール板6mmが裁断にいいのか
・OLFAのカッター裁断用の板じゃだめなのか
・A4サイズでも持っておいたほうが良い
・特殊サイズでも作成可能なので、過去の見積を記録
・特注でも誤差は数ミリ~1cm前後は出てしまう。

ビニール板 【取寄品】 | ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

・なぜビニール板6mmが裁断にいいのか

見た目は透明な単なるビニールの板、でしかありません。ですが、6mmという分厚さがあり、革を裁断する際にしっかりと支えてくれます。

この工具は必須工具ではないです。「あると確かに便利だよね!」という工具でしかありません。でもあると間違いなく便利です。

レザークラフトをはじめて1年2年たつと欲しくなるのは革1枚を広げることができる机です。ですが、革1枚広げられる広げられる机があったとしても、革を裁断するためにはその机の上には机と同じ大きさの裁断板=ビニール板が欲しいです。つぅか必須です。

革裁断する際にいちいちA2サイズの裁断板などをいちいち出していられません。面倒くさい。タルいです。( ´ー`)y-~~

OLFAのカッター裁断用の板じゃだめなのか

例えばOLFAさんはカッターマットA1サイズを販売しています。

カッターマットA1

ソフトな刃当たりで、快適なカッティングを実現するカッターマット。軟・硬・軟のサンドイッチ構造で、両面とも使えます。カラーは表面は目にやさしいソフトグレー、裏面は落ち着いた雰囲気のブラウン。両面に1cm刻みの便利なグリッド入り。
マットサイズ620x900x2mm

カッターマットA1|オルファ株式会社 【公式サイト】

お値段3000円ちょい。レザークラフト始めて半年くらいたって「この趣味おもしれぇ!」と思うならばぜひ買いましょう。60cm×90cmあればかなり楽です。

ですが、2mmの厚みです。

当社で販売しているのは厚み6mm!

「切る土台が2mmだろうが6mmだろうがたいして変わらないじゃ~~ん~」と思いがちですが、実際に切ってみると2mmと6mmでは雲泥の差です。特に革の場合は厚みがあり、硬い素材ですので与える力がきれいに反発されないときれいに切れません。

切断はあなたの与える力・切る工具・受け止める土台。この3要素を高めることで「きれいに切れる」わけです。

土台の厚みと硬さ、というのは「あなたの与えた力を受け止めて返してくれる」力です。

レザークラフトフェニックス店頭で使っている机にはこのビニール板が敷かれていますので、ぜひお試しくださいな。

革以外にもペーパークラフトやダンボールクラフト、プラモデルの人も試してみたら如実に「あ、これは良いわ」とわかってもらえます。

A4サイズでも持っておいたほうが良い

ビニール板 A4サイズ | ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

A4サイズは所詮20cm×30cmです。

「なんだ小さいからいらないか」というとそうでもありません。たとえ大きなカッターマットを使っていても、小さなパーツを切る際にはこのビニール板があると便利です。

試してみるとわかりますが、「土台の厚みはPOWER!厚みがあるとこんなに作業違うのか!」と実感できますよ

ビニール板は「刃が食い込むため」にある

裁断する際になぜビニール板がいいかというと、「刃が食い込む余地がある」からです。

食い込ませる目的は2つ。

・刃を傷まないようにするため
・食い込む余裕幅を設けてくり抜く行為を確実にするため

1つめは言わずもがなではありますが、2つめに関しましては鉄板ですと食い込まないので、その分刃が穴を空けたいモノに対して十分に抜けていかないことになります。

刃が適度に食い込みつつも、長持ちして使える裁断できるマットがこの「6mmあるビニール板」なわけです。

特殊サイズでも作成可能なので、過去の見積を記録

ビニール板 【取寄品】 | ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

こちらは2022/01/26現在下記の値段で売っています

・720mm×1080mm ¥10600
・720mm×1200mm ¥11800
・900mm×900mm  ¥11100
・900mm×1200mm ¥14800
・900mm×1500mm ¥18500
・900mm×1800mm ¥22200

 

ですが、「僕の机は70cm×2mあるんだ!」となれば、オーダー作成可能です。

下記に過去に提出したサイズと見積もり金額を出しておきますので「僕の机は87cm×223cmなんだけどいくらくらいかな」と思う際はご参考ください。もちろん気軽にお見積り依頼くださいな。

お問い合わせ(入力ページ) | ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

●520*900*6mm ¥7,810 .-(+税)
●600*650*6mm ¥7,285 .-(+税)
●600*1000*6mm ¥9,730 .-(+税)
●900*900*6mm ¥12,850 .-(+税)
●600*1150*6mm ¥13,045 .-(+税)
●740*1180*6mm ¥15257(税込)

●790*1340*6mm ¥15,560.-(+税)
●650*1400*6mm ¥15,670 .-(+税)
●700*1500*6mm ¥16,720 .-(+税)

●650*1700*6mm ¥18,805 .-(+税)
●850*1500*6mm ¥20,650 .-(+税)

※ビニ板の材質は軟質塩ビとなっております。性質上サイズ寸法が温度などにより多
少伸縮している場合がございます。
出来る限りミリ単位で仕上るようにさせて頂きますが、サイズに誤差が発生する場合
がございますので予めご了承下さい。

※上記見積は過去数年分の記録となります。現在は値段が変わっている可能性も高いですので、事前に必ずお見積りをしてください。

個人的に書いておくと、ビニール板って年々高くなっています。だいたい数年に一度微妙に値上がりしていますねぇ。上記の見積もりもこのblog数年後には高くなっている可能性が高いです。

大きいからって必ず高くなる、というわけでもない??

この大きさ見積もりを見ると一概に大きい=高額!というわけでもないな。

横井「ビニ板の価格は、ひとまわり大きな既定サイズの価格+カット賃で決まるので、面積で出せないんですよねー。逆に規定サイズを1cmでも上回ったらもう一回り大きな規定サイズから切り出しになっちゃう。

面積大きいけど値段が安いと言うことも往々にありますね。1cm超えただけでドカンと料金あがることもあります。」

なるほどなぁ。見積もり時に希望サイズを複数出してもらうほうが良いかもしれませんね( ´∀`)bグッ!

特注でも誤差は数ミリ~1cm前後はでる(´・ω・`)

ビニール板につきましては、メーカーからも

『材質は軟質塩ビを使用しておりますのでご使用環境(気温や室温等)により、多少伸縮する性質がございます。

上記理由により多少寸法に誤差が生じる可能性もございますが、
予めご了承くださいませ。』と言われております。

では、その範囲はどのくらいなのかとといいますと、はっきりとは申し上げにくいのですが、
1㎝前後はあるだろうと思われます。

また、素材の特性上、断面が垂直では無く、やや斜めになってしまう場合もございます。

現時点では、素材の特性上、どうしても完璧にジャストサイズでのご注文は承る事が出来ません。

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