こんにちは。あっきーです。
突然ですが、皆様は革への染色ってしたことありますか?
Phoenixでも様々な商品を扱っているLizedさんより、万人におすすめできる染料の新商品がでました!
その名も「クラフターズインク 水溶性」!!
水溶性?どういうこと?既存のLized染料とは違うの?使い方は?など
説明していきますので、ぜひこちらのブログをご覧ください★
目次
◯ここが良い!! 特徴は?
特徴はなんといっても、販売開始する春の時期にふさわしい鮮やかな発色と使いやすさです!!!
しっかりと色はつきますが、どこか透明感のある発色をするなあと個人的には感じました。
決して色が薄いとかそういう意味合いではなく、鮮やかな発色です。(伝わってー!(笑))
青とか赤とか。その他の色もですが、非常にきれいに発色してくれます。
もちろん、混色して自分好みの色を表現することだって可能です♪
また、染料と言えばの アノ、ツンくるにおい が、かなり抑えられています。
(匂いがしないというよりは、若干のアルコール臭はやはりします。)
この匂いがあるかないかって作業に結構影響します。
例えば接着剤でも、ゴムのりの溶剤臭が苦手で使用を控えているお客様もたくさんいらっしゃいますね。
これは使いやすさに直結する部分なのです。
匂いの少ない染料を出して、必要ならば希釈して塗る!シンプルです。
イメージとしては注射したあとに看護師さんが塗ってくれるエタノールや、各所に設置してあるアルコールスプレーの匂いに近いかもしれません。
机と顔の距離感なら、ほのかに香るイメージです。
<<※注意※>>
どんな薬品も一気に吸い込んだら危ないので、容器に鼻をつけて嗅ぐのはNGです。
◯使用上の注意とかあるの?
数点あります! 以下にまとめますね!
1,油分の多い革は不得意
水溶性の染料なので、油分が多い革への染色は不得意です。
これは単純明快。油は水を弾いてしまいますので、水溶性のクラフターズインクもその限りということです。
油分の多い革への染色を想定している方は、Lized染料(ダイカラー・レンカラー)の方が得意です。
2,他の製品と混色はできない
他のLized染料(ダイカラー・レンカラー)や、顔料(エッジカバー)との混色は推奨されておりません。
混色がしたい場合は、クラフターズインク同士で行ってください。
3,水で希釈すると染め付きが悪くなるかも
こちらのクラフターズインクは水溶性なので、専用の希釈剤の他にも”水”で希釈することができます。
染料は足し算なので、「色を入れすぎちゃった!少し戻ろう!」ということができません。
希釈して、目的の濃さまで徐々に色を塗り重ねていきましょう!
希釈なしでも使用しやすいですが、ドバっと色が入ってしまうことがありますので専用の希釈剤で割っての染色もおすすめです。
1:1で割るとかなり淡い色合いを表現できるので、淡い色がすきな方は専用の希釈剤を用いて1:1に近い割合で割ってもおもしろいです♪
ただ前提として、メーカーでも専用の希釈剤をお使いいただくことを推奨しております。
水で希釈したものでも染色自体は可能ですが、専用の希釈剤を使ったときと比べると染付きが悪く感じるかもしれません。
淡い色を表現したいときこそ専用の希釈剤で色付きを調整するのがおすすめです!
◯既存のLized染料とは何が違うの?
一番違うところは、液体の中身です。
既存のLized染料(ダイカラー・レンカラー)は含金染料と言われる類の染料で、染付きがよく性能特化の染料です。
しかし、 アノ、ツンくるにおい は結構強く感じます。
部屋で染色の作業を行っているとどんどん部屋が匂いで満たされていきますね。
作業中の換気は必至です。
一方、クラフターズインクは水溶性の染料で、使いやすい成分構成なので染色初めての方など幅広い層におすすめです。
まとめると
色付きや浸透性も大事:Lized染料(ダイカラー・レンカラー) 鮮やかさと使いやすさも大事:クラフターズインク |
と、いったところでしょうか。
どちらも一長一短。どちらも素晴らしい商品には間違いありません!
適材適所なので、どっちがどっちよりどうこうという訳ではありません。
◯使い方は?
前提として、染色できる革を染色してくださいね!
あらかじめ仕上げが施された革には色が入っていきません…。
また、前述でもお伝えしましたが、染料は足し算ですので元から紺色のような暗い革を明るい緑色にするのも不可能です。
【手順】
こちらのクラフターズインクを製造しているLizedさんの推奨手順といたしまして
1,革にプラントオイルを塗布してある程度乾かす
プラントオイルを始めに塗布して乾かすことで染色ムラを防ぎ、染料の使用量の削減も期待できます。
2,染色をしていく
染料は足し算! 徐々に目的の濃さになるように着色していきます。
ポンポンで染めたり、Tシャツの切れ端で染めたり、スプレーで染めたり、様々な方法で染めてみましょう!
ブラシを使ってあえてムラ感をだすのも面白そうですね。
今回は脱脂綿をカーゼで巻いた特性ポンポンを使用しています。
染料を取り、ウエスである程度拭ってから革に塗布します。
3,色味が落ち着いてくるまで少し待つ
色は濡れている状態だと色が濃く見えます。
なのである程度乾かして色味を確認しましょう! 放置しすぎると革の中の水分も揮発して固くなってしまうので注意してください。
色味を確認して、薄いと感じる場合は更に塗り重ねていきます。
4,トップコートを塗布して乾かす
トップコートは色止めや色移り防止の効果・防汚効果など様々な良いことがありますので、必須です!
うすーく膜をかける感じで塗っていきましょう。
早く乾かしたい私と同じせっかちさんはドライヤーの冷風を当ててもOKです。
今回のサンプルのトップコートはウレタントップ スタンダード(半艶)を使用しています。
5.完成!
なんということでしょう。こんなに手軽にきれいな発色を手にすることができました!!
この鮮やかさ。いかがでしょうか。
いろんな色で試しましたが、発色の良さが際立った作例となりました♪
6.余談
水溶性のいいところですが、手についてしまった染料はあらかたお湯で落ちます。
また含金染料だと容器にも気を使うなどありますが、容器などにも気を使わずに使えるのもGOODでした★
◯どんな人におすすめ?
正直なところ、万人におすすめできる染料です!!
・鮮やかな色合いを求めている方。
・染色をしたことがないけど気軽に始めてみたいという方
・染色したいけど匂いがきになる方
特に一度染料の匂いが苦手だったという方にお試しいただきたいです。
◯4月末まで20%OFFのお試し価格で購入いただけます(※終了しました)
申し訳ございませんが、こちらのキャンペーンはすでに終了いたしました。
はじめに!!!!
販売開始のキャンペーンといたしまして、クラフターズインクの染料2サイズと専用の希釈剤が20%OFFの価格でご購入いただけます♪
・クラフターズインク 水溶性 110ml 全10色
880円 → 704円 !!
・クラフターズインク 水溶性 350ml 全10色
2,200円 → 1,760円!!
・クラフターズインク専用 希釈剤 350ml
1,100円 → 880円 !!
検討中の方は、このお得な機会を逃さないようにご注意くださいm(_ _)m
4/15現在すでに正式リリース開始しており、お買い求めいただける状態です♪
◯まとめ
以前は、このクラフターズインクと同じポジションでローパスバチックという水溶性の染料があり、Phoenixでも人気商品でしたが、製造終了となってしまいました。
レザークラフトの技法は手軽にできることのほうがが少なく、ハードルが高く見られがちです。
染色もそのうちの一つで、難しそうだし…。薬品臭がすごいし…。でハードルを超えづらい部類でした。
その中で本格的な塗料メーカーであるLizedさんが、水溶性の染料を満を持して販売開始していただいたことに感謝したいです。
レザークラフトがもっと手軽になれば、クラフト人口も増えてもっともっと盛り上がると思っています!
ぜひぜひ、お試しください♪
あっきー
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