少し前のある日…
革担当よこい「吉川センパイ、こないだインポートレザーの展示会に行ってきて
面白そうな革何枚か見つけてきましたよ〜」
プレジデント吉川「うむ、ご苦労。どれ、サンプルを見せてみなさい」
よこい「ははー」
というやり取りはありませんでしたが、
先日革の展示会に言ってきて面白そうな革を見つけてきました。
そのなかで…
プ吉川「うぉーーー!GUIDI社の革やん!マジか!」
と革マニアの吉川を唸らせる1枚がありました。
それが昨年末にリリースしたヴィテッロ・フィオーレ(GUIDI&ROSELLINI社)という革です。
GUIDIってなんですか?
実際のところ、私よこいよりも先輩吉川の方が革をよく知っています。
タンナーの名前だったり、どこどこのブランドはどの革を使っているかなどなど。
これは彼が今までの人生でたくさんの革製品に触れてきたことによるものです。
そんな吉川が唸った革が今回のヴィテッロ・フィオーレ(GUIDI&ROSELLINI社)。
ポイントはヴィッテロじゃなくてヴィテッロです。
イタリアっぽい名前が素敵なイタリア産革です。
よこい「どのへんが『うおー』ポイントですか?」
吉「一度『GUIDI』でgoole検索してごらん。靴がいっぱいでてくるよ」
横「あ、ほんまや。高価そうなブーツがずらずらと」
吉「やっぱりGUIDIと言えばブーツが有名なんやけど、
実際はタンナーとして立派な歴史のある会社やねん」
「もともとはタンナーとして出発して一流ブランドに素材提供してきたんやけど、
2005年から自社ブランドとして靴製品をスタートさせた珍しいケースやな」
横「ほほー、なんでも知ってはりますなぁ」
吉「革屋なら知っとかなあかんのちゃうか」
横井「・ω・」
ヴィテッロフィオーレってどんな革?
イタリア語で書くとVitello Fiore(ヴィテッロ・フィオーレ)とのことですが、
google翻訳で訳してみると「仔牛の花」とのこと。
なんのこっちゃ。
仔牛の花、とのことですが生後6ヶ月未満のカーフ革です。
成牛よりも小ぶり(1枚丸革で160~220DSほど)です。
触るとしっとりしなやかな独特の触感です。
靴用の革、という感じではなくわりと小物や鞄でも
いい雰囲気のものが作れそうです。
タンニンなめしで、バケッタ製法という手法で革にオイルをしっかり含ませているので、
独特の風合いがありますが色移りはしっかりしそうなので
そのあたりは注意が必要かと思います。
革担当としていろんな革を見てきましたが、
DS単価240円(+税)の説得力はある革だなと思います。
エルバマットのようなしっとり感がありながらも、
やわらかくしなやかで、なおかつカーフのきめ細やかさ。
気になる方は是非店頭で直接ごらんくださいませ。
写真をペタペタ
商品名:ヴィテッロ・フィオーレ(GUIDI&ROSELLINI社)
なめし:タンニンなめし(バケッタ製法)
仕上げ:染料染め、オイル仕上げ、裏処理済み
厚 み:1.6~1.8mm前後
大きさ:160~220DS前後
価 格:DS/¥240(+税)
カラー:Blackのみ
焼印率:0%
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