こんにちは。仲地です。
今日はお手入れセットの紹介を致します!!
5月に入ってオンラインショップでご注文頂いた方は、同封したPhoenixNewsで既にご覧頂けたかなぁ。。。
ブログでの紹介が遅くなってしまいましたが、靴磨きのスターターセットの取扱いを始めています。
1回のブログにまとめると内容が盛り沢山となってしまったので、今回は「使い方と向いている革編」と「実際に使ってみた編」の前・後編に分けております。
・靴のお手入れセットを始めました。
自粛の影響もあり最近出かけていなかったし、そういえば、靴汚れてたんだよな。。。母の日(かなり過ぎたけど。。。)まだ何もできてない!って方、お母さんやご家族の靴のお手入れでもしてはいかがでしょうか?
靴クリームや手入れ剤に長い歴史をもつコロンブスからリリースの『ブートブラック シルバーライン スターターセット』
¥2,000(+税)でミニマムながらも靴お手入れの一式が入っています。
この商品を扱う前にいろんなお店でケア用品を見てきました。バラでそろえるともう少しするはずなので結構お得だと思います。
□セット内容と使う手順
・馬毛ブラシ
まず馬毛ブラシ(←柔らかい)で表面についた埃や砂などを払い落とします。これをしておかないと、後に保革クリームを塗る際に汚れごと靴にすりこんでしまうことになります。
・クロス
クリーナーとクリームを塗布する用のクロスです。
・シルバーライン ツーフェイスローション
馬毛ブラシの後は、このローションタイプのクリーナーを使います。
油性汚れを落とす成分と、水性汚れを落とすための成分が分離しています。使用の際は、ボトルを軽く振って2つの層が混じった状態で使用します。
クロスにローションを含ませ、革靴の汚れを落とします。
↑振る前
↑振った後
・シュークリーム(30g)
クリーナーで汚れを落としたら、保革・ツヤ出しの役割を持つこのクリームをクロスで塗りこんでいきます。
・豚毛ブラシ
クロスでクリームを塗りこんだ後に、豚毛ブラシ(←固い)でブラッシングします。
コシのある豚毛でブラッシングすることで、余分なクリームを弾き飛ばし、ムラのない均一な仕上がりになり、きれいな光沢が生まれます。
力を込めてゴシゴシと磨くのではなく、毛先が軽く靴に触れる程度の力加減でリズミカルに素早く行うと効果的です。
・グローブクロス
仕上げ磨き用のクロスです。僕はこれを使って仕上げる時が一番楽しかったです(笑)。ピッカピカになっていくので。
クリームを塗布後の乾拭きで、仕上がりは大きく変わります。 余分なクリームを拭き取ることで、サラッとした仕上がりになり、ホコリの付着を予防できます。また、余分なクリームを除去することは、キレイな光沢を生む秘訣でもあるそうな。
□どの革でも使えるわけではないです
Phoenix取扱いの染料仕上げ革(素仕上げ)やヌメ革に対して使えるのかな??と思い、自分の持っている名刺入れ(ヌメ革)に使ってみたんですが個人的には使えるかなって印象でした。
しかし、念の為コロンブスの担当の方に確認したところ有機溶剤が入っているので、表面をコーティングしている革ならまだ良いが、そうではない革に関してはシミになったり染料を落としてしまう恐れがある。と回答をもらっているので使う革は見極める必要があります。
コーティングがなくすっぴんに近いヌメ革やコーティングが薄い革なんかはあまり向きません。どうしても試したい場合は目立たない箇所に使ってみてください。
□向いている革は?
実際に使ってみて思ったのは、表面がコーティングされている革がローションもクリームも伸びやすく使いやすかったですね。
表面のコーティングがあまりない革はローションを吸い込んでいたので、伸びにくくそれがシミの一因になってしまう可能性があります。
それを踏まえてPhoenixの革で使用可能な革はソロモン、グレース、BOXカーフあたりですね。
、、、とまぁ今回は使い方と向いている革について説明させて頂きました。次回は実際に使ってみた様子をご紹介致しますのでよろしくお願いします。
過去の関連blog:
- 【後編】靴をキレイにしてみよう!初心者さんへもオススメのスターターセット。
- 使用前に革を保護するようなものはある?アリゾナ編
- 植物油と動物油を革に塗布する場合、なにが違うのかという話
- 作り手さんにおすすめしたい革製品の手入れ剤、防カビ剤配合のレザークリンケア
- 革のお手入れ、おすすめは?何を使えばいいのかという話。その②