こんにちは。Phoenixのヨコイです。
かねてよりコンパクト、静音、扱いやすい!と人気の卓上革漉機のスカイミニですが、この度専用の刃が大幅リニューアルすることになりました。なんと研げる刃が登場しました!
すでに導入しているユーザーから声の多かった
「刃が研げると助かる」
と言う声をメーカーが実現してくれました。これは大革命ですぞ〜
目次
コンパクト!持ち運びもできちゃう卓上漉機スカイミニとは?
5年前の発売以来、圧倒的な人気の商品です。
従来の大きな革漉機が大きい、音が気になる、火花が困る!といった課題をクリアし、
A4サイズほどの大きさで、持ち運びができ(約11kg)、メンテナンスフリーで、音や振動も大幅に削減されたスカイミニは多くのユーザーさんに支持されてきました
また、発売以来ユーザーの声が反映されたアップデートや付属品がどんどん追加されており、
今もなお進化を続けており、たくさんの方から支持されて続けている商品です
現在では上記ブログの内容からも大幅にアップデートされております。
なぜ今までは研げなかったのか?
スカイミニには刃の位置を調整すると言う機能が備わっていません。
これは「誰でも扱いやすいように」と言うこの機械のコンセプトの都合と、コンパクト化するにあたり削られた機能です。
刃を研ぐことで、刃が小さくなり、抑え、ローラとの距離が開いてしまうと
理屈上どうしても漉きの精度が担保できません。
コンマ何ミリを求められる機械ですので、ここは非常に重要な部分です。
刃を研げるようになりました
従来のものは刃の鋼材が比較的柔らかく、研いでしまうと刃が小さくなりやすく、精度が落ちる恐れがありました。
ネットなどでは研ぐ動画などが出回っておりましたが、メーカーとしては上記理由から研ぐこと推奨しておらず、
ユーザーの願いと機械の性能にギャップが生まれてしまう残念な状況でした
しかし今回、刃の鋼材を変更することで、それらをクリアし長年のユーザーの願いを叶えることができました。また併せて、どなたでも研ぎができるよう専用のアイテムも発売されることになりました!
刃をより硬く!錆びにくい素材に!
大きな変更点は2つ
刃の鋼材を硬いものに変えることで、研いだ際の刃の消耗を抑え、かつ切れ味が長持ちするものになりました!
見た目だけじゃわからん…orz
また、研ぎの工程で刃が錆びてしまうことが想定されたので、より錆びにくい鋼材になりました
見た目だけじゃわからん…orz
誰でも簡単に!研ぐための治具も用意しました
「えー、でも刃物の研ぎって難しいんでしょ〜?」
ご安心ください!どなたでも簡単に研げる治具も同時発売されます!
これを使えば、刃の角度を一定に保つことができ、両刃である専用刃を偏ることなく研ぐことができます!
推奨砥石:キング砥石 S-1型
推奨粒度:6000番
推奨砥石寸法:210×73×22mm
今後はこの刃がデフォルトになります
今回のリニューアルの大きな点としては、
オプションではなく、この研げる刃がデフォルトになります
研ぐことでより刃を長く使えることになりますので、ランニングコストの削減につながります!ありがたや〜(最大で4回研げます)
補足:今までの刃は研いでもいいの?
メーカー非推奨になります。研げないことはないです。物理的には。
ただ前述の通り、機械の精度を担保できなくなるのと、刃の剛性が落ちて思わぬ怪我につながる可能性があります。
この機会に研げる刃に切り替えをお願いしたいです。
なお、今までの通常刃は在庫限りで取り扱い終了となりますので、お気をつけください。
過去の関連blog:
- ~菱錐を研ぐ流れ~「菱錐が刺さらず、コインケースが作れません!助けて!」
- 2018年11月の定点観測:今回はセールスマンと化して新商品のアピールを!
- 2018年12月の定点観測:社員が一人増えたよー!
- 2019年6月の定点観測:梅雨とG20サミットとPhoenix Night☆と
- 2019年3月の定点観測:新しい本のご予約ありがとうございました!