ラップから、失礼します。
~♬
革部屋のセンターに君臨♬
一番目立つエースポジション
その有様はまさにレボリューション
ズシリと腰を据える「マスラオ」
絶対的な地位を獲得
異論はないだろ?
こんにちは。革担当の松田です!
今回の【まつだまりこの革話 vol.2】では【マスラオ】を紹介させていただきます!(vol.1はこちら!)
皆さん、「マスラオ」をご存知ですか?Phoenixのオリジナル&ロングセラーの革であります。定番商品なので耳にしたことがある方も多いかもしれません。ただ、ご購入頂くのはリピーターの方が多く、新規の方は少ないな、と感じています。
「存在は知ってるけど使った事はないな」
「初めて聞いた名前だよ。」
今回はそんな方たちに向けてマスラオがどんな風に良い革なのか魅力を紹介しちゃいます!
このブログを読み終わる頃には、どこからともなく聞こえてくるでしょう。
「マスラオ先輩、好きになってもいいですか?」と。
(マスラオからは包容力のようなものを感じるのでつい、先輩と呼びたくなります)
魅力を知る前には戻れない!準備はよいですか?(マスラオの産みの父も登場するかも!?)
◯マスラオってこんな革
マスラオは昭南皮革のヌメ革をベースに染色と独自開発したオイルをたっぷり浸透させた革です。
(昭南皮革工業所さんの様子)
厚みは3.0ミリほど。
適度にハリ・コシを持ち併せており、手触りはしっとりもちっ。
タンニン鞣し+100%染料仕上げとなっていますので、経年変化もバッチリ楽しんでいただけます。
オイルがたくさん浸透しているので使っていくとだんだん艶が増し、かなり雰囲気のある革製品になっていきます。使用用途として鞄はもちろん、適した厚みに漉き加工を行えば小物なんかも作れます。お財布やキーケースなど、触る頻度が高いものは変化が分かりやすいので使っていて楽しいし、愛着も湧きますよね。
色展開は全10色!個人的には緑がお気に入りです。明るい色なのに落ち着きを持っている、絶妙な色味です。黄色みが強すぎず、目を引く綺麗な色です。
かっこよさと、可愛らしさを兼ね備えたPhoenixオリジナルレザーのマスラオ、製造にこだわりと手間暇が込められていました!!
◯どうしてこんなに魅力的!?マスラオの秘密
とても魅力的な革、マスラオがどのようにして生まれたのか、気にならずにはいられないですよね。わかります。てことで、マスラオの誕生に携わった横井部長にインタビューしてみました!
松:マスラオを作ろうと思ったきっかけはなんですか?
横:当初(2016年頃?)から人気があった、オイルヌメ(現在は在庫限りの商品)を更に良い革にパワーアップさせたい。そして、世界に誇れる国産の革を作りたかった。そこで誕生したのが「マスラオ」だよ。
松:名前の由来はなんですか?
横:当時のオイルヌメより薄い革のタオヤメ(手弱女)と対になる形で、マスラオ(益荒男)と名付けたよ。
松:益荒男は万葉集に出てくる言葉なんですね。雰囲気の異なる革を歴史ある相対する言葉で表す、おしゃれですね。
横:せやねん。
松:マスラオを作るうえで大変だったことはなんですか?
横:タンナーと打ち合わせを重ねて、たくさん試作を作ったよ。下地として使っている昭南のヌメ革はタンニンがたくさん入ってて染色するのが難しかった。あとは、オイルの加減なんかも調整が必要だった。オイルの量で柔らかさや艶感が変わるからねえ。
松:熱い情熱を注いで誕生したPhoenixオリジナルの革なんですね。いろいろな調整や工夫が施されている…。カッコいい革が出来上がるはずですね。
今回はここまで!最後にひとことお願いします!
横:マスラオ先輩、好きになってもいいですか?
松:ありがとうございます!!
-完-
◯製革風景
マスラオに加脂する工程の写真を見せていただきました。
なんとびっくり!!オイルを革にいれる作業、1枚ずつ手塗りでした。
刷毛で塗ることで圧力が加わり、より奥まで浸透するそうです。そして1枚あたり、2キロ以上ものオイルが入っているそうです。入荷したマスラオは重くて荷捌き作業はかなり重労働なんです。
オイルと手間暇がたっぷり染み込んでます。そりゃ重いわけだ!
作業風景
◯こんなの作れます
①長嶋店長が制作した、クラッチバッグ!マスラオBRNです。しぶい~!
ポイントはセンターにもってきた虫刺され跡だそうです。普段なら敬遠されやすい部分がうまく活かされています!
②元Phoenixスタッフが制作、革らしさ全開のマスラオリュック!
実物を見せてもらいましたが、形を保つための工夫や、使用している金具にもこだわりが感じられて、かなりカッコよかったです。
◯おわり
みなさん、ブログを読む前より、マスラオに興味を持ってもらえたでしょうか?
サンプル帳はもちろん、A4サイズの販売もしておりますので、ぜひお試しください。
遠方のお客様はこちらからお試しいただいてもいいかもしれませんね。
オンライン接客も行っています。詳細はこちら
店頭に来れるお客様は、ぜひ実物を見に来てください。
こだわりと愛情がつまった革、マスラオ、見て、触って、クンクン、しちゃってください。
お待ちしております:)
◯おまけ
マスラオすいかカラー。
過去の関連blog:
- 2024年9月スタッフおすすめ商品10選を更新しました!
- 2022/9/1 (木) − 3 (土) 九州・中国地方の皆様!Phoenixが素材博覧会-KOKURA 2022-に出店します!
- 2024.3月 至高のオリジナルレザー、シン・ソフトヌメをリリースします
- 2024年9月:革の値上げのお知らせ
- 【アルバイト求人!】ネットショップスタッフ募集します ※終了しました。