【まつだまりこの革話 vol.1】 ~数多の表情をもつ魅惑的な革、ヴェルドン!!~


こんにちは。
ソフトクリームをきれいに巻くのが得意だった革担当の松田まり子です。今はPhoenixで日々、革を巻いています。

タイトルに【まつだまりこの革話】というコーナー名を付けてみました。(某部長に名付けてもらいました)
このコーナーでは、当店の扱う革の魅力やレザークラフトに興味を持ってもらえるような内容を発信していきます。今まで知らなかった革と出会い、お気に入りの一つにしてもらえたらいいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします!

突然ですが、ヴェルドンという革をご存知しょうか。

◇ヴェルドンってどんな革?

Phoenixの定番商品である【ヴェルドン】はとても素敵な革なのですが、その割にあまり認知されていない気がします。
あんなところや、こんなところが魅力的なのに・・・!
そんなわけで、第1弾はヴェルドンの魅力を紹介していきます!

ヴェルドンはイタリアのトスカーナ州にあるコンチェリア 800(オット チェント)社のバケッタレザーにホワイトワックス仕上げを施した別注の革です。

染料仕上げで、コシがあり、つるんとしたスムースな質感から気品を感じられます。

名前の由来は南仏にあるヴェルドン渓谷から。
雪解け水が流れ込み、非常に美しい風情のある佇まいです。癒やされる風景ですね。

◇魅力①ホワイトワックス

銀面に施されたホワイトワックスが特徴で、その表情はまるでまだ誰も踏み入れていない雪山のよう!

ロットによってはワックスが薄めのものもあり、様々な個性があります。(↓どちらもヴェルドンGRNです)

あなたのお好みはでちらですか?
是非お気に入りのワックス感を見つけてみてください。

 

 

◇魅力②経年変化

ヴェルドンは使っていくうちにゆっくりとホワイトワックスが革に溶け込み、本来の革の色が出てきます。ワックスが落ちる変化の過程もかなり楽しいですよ!

ホワイトワックスの変化だけでなく、タンニン鞣しの染料仕上げの革特有の、深みのある色になっていく経年変化も味わっていただけます。

さらにさらに、使い込んでいったヴェルドンは手触りもかなり気持ちがいいです。

使いはじめはさらっとしていますが、ワックスが落ちていくとしっとりさが増し、手にピタッと吸い付くような感触に。

↓スタッフNさんからお財布お借りしてきました。シンプルでかわいいサイズ感!

外装はBLU、内装はDBRを使用しています。

シンプルなデザインによく映える革ですね!

◇こんなことも出来るんです!

こちらはサンプル用に製作したキーケースです。
作品の半分のワックスを意図的に落とす事で1枚の革なのに2色づかいしているような表現をしてみました。(半分はワックスが付いた状態・もう半分はワックスを落としている状態)

ワックスは布でゴシゴシしたり、ブラッシングすると落とせます。

なので、色のコントラストで遊ぶことも出来ますし、好みのワックス感に近づけることも出来ちゃいます。

新商品の肉球刻印!!!を押してもカワイイ

もう好きにしちゃって下さい!

◇まとめ

ヴェルドンの魅力はとどまることを知りません!
一度使っていただけたら虜になること間違いないでしょう。

色展開は全9色。
店頭には革はもちろん、サンプルも置いていますので是非見に来て下さい。お待ちしています!!(あっ、サンプル帳や、お試し用に丁度いいA4サイズもご用意しています)

使っている方たちを色々な角度で楽しませてくれる、なんともサービス精神旺盛な革ですので、是非お試しください。
レッツ・レザークラフト!

過去の関連blog:


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*