「初心者向けプレ・レザークラフトワークショップ」を担当しているウッチーです。
今回はレザークラフト初心者へこっそり伝えたい話。としてブログ記事を書いていきます。
はじめに。。。
目次
レザークラフトで必要最低限なにが必要ですか?
レザークラフトを今から始めようとされる方の中で一番多い質問がこれです。
私なりに簡潔に最低限必要であろう道具をピックアップすると、
①革 (※革の大きさや厚みは作りたい作品によります。)
②刃物 (※カッターナイフでOK=その他、革包丁・別たちなどがある。)
③穴あけ工具+ハンマー (※一般的には菱目打ち(用途:針穴を開ける)=その他目打ち工具や菱ギリ・丸ギリなどもある。)
④マット (※市販のカッターマットでOK=(ビニール板や用途別にゴム板などもあり。)
⑤接着剤 (※接着剤=ゴムのり(塗布後乾いてから接着)や白ボンド系(塗布後乾燥する前に接着)などもあり。)
⑥針 (※レザークラフト専用手縫い針など=ジャンル別でかがりレース針などもあり。)
⑦糸 (※ロウビキ糸推奨=糸の太さ・色はお好みです。ポリ系や麻糸などあり。)
私の主観となりますが上記が一般的なレザークラフトに必須な最低限のアイテムだと思います。
+α(プラスアルファ)としては下記のようなものでしょうか。。。
⑧ファスナー・紐類 (※ファスナーや紐などを使用する作品を作る場合)
⑨金具類 (※ホックボタン、ハトメ、キーリングやフック金具など使用した作品を作る場合)
金具など各サイズ大きさが異なり、それに付随する「取り付け専用工具が別途必要」となる場合があります。
初めから道具一式を揃えようとするとそこそこの金額になってしまうので、
「作りたい作品に対して必要に応じ道具や工具を揃える」のが理想的かもしれません。
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エピソード2として近日中に【レザクラの騒音対策編】と【道具紹介編(この道具どう使うの?)】として別途ブログ書く予定です。
革には厚みがあることを知ってほしい。
今回は「革の厚み」について少しだけお話をしたいと思います。。。
革の厚み?それレザークラフトでどう関係あるの?
私がレザークラフトを始めた当初、一番最初にぶつかった壁。
それが、革の厚み問題!!
レザークラフト始めたての頃、ネットで「A3サイズ革」を購入しました。
その革を購入する際、革の厚み(1mm/2mm/3mm)の選択が出来たのですが、
特に何も考えず「大は小を兼ねる!」そんな軽い気持ちで3mm厚を購入。
(3mm厚くらいだったら良い感じのが出来そうだと思っていました。)
私はパスケースやストラップを作るつもりだったので、
いざ革から形を切り出して作品を作っている最中に問題が発覚。
それは「折り曲げること」と「革を重ねて縫うと厚みが増す」こと。
よく考えるとそりゃそうだ!って話なのですが。。。
「革を重ね貼り合わせた完成後の厚み」を考慮していなかったので。。。
例えば、
①革のハリコシが強く、革を曲げることが困難になる。
②カシメなどの金具類が固定可能な革の厚みよりも、厚さがあった為、取り付け付近の革を漉く(革を薄くする)工程が別途必要となった。
③革を重ねて貼り合わせると厚みが増し、菱目打ち(穴あけ)が奥の方まで打ちにくい。など。
必要以上の労力と時間を割いた苦い記憶があります。。。
当時の私はそこまで深く考えるに至りませんで良い勉強となりましたが。。。
▼革の厚みと曲げた時の曲げ(弾力)具合。
※4mm厚だと「革の弾力」が全く違い、縫い合わせや金具取り付けなどより難しくなります。
▼革の厚みが原因で固定が不安定になる。
※革の厚みや金具サイズ(金具が固定できる範囲)が要因でしっかり固定出来ない場合があります。
▼革の厚みによる違い。
※革の貼り合わせなど厚みが増す事で真っすぐ工具を打ち込む難易度が高くなります。
【自分で厚みのある革を薄く削るのは困難だと思う方はPhoenixにご相談ください。】
漉き加工(すきかこう)として承っております。(※他社革の場合、加工が困難な場合もあるため予めご相談ください。)
★Phoenixでは漉き加工を承っております。(←詳細はこちらをクリック)
※下図は革を真横から見た断面イメージ図となります。
革の厚み以外にも革の種類や部位・個体差による伸縮加減などもあります。
これらは革の買い方にも繋がる内容だと思いますので、
是非、今後のLetherCraftLIFEにお役立て頂ければ幸いです。
なるべく失敗したくない!気持ちはわかるけど。。。
レザークラフトは「楽しみながら丁寧に作る」のがコツ。
レザークラフトは簡単に言うと
「切る」「貼り合わせる」「穴をあける」「縫い合わせる」などで作品が完成します。
YouTubeやSNSなどの動画でも簡単にその工程手順を見て作り方を学ぶことが出来ます。
いざ実践して作ってみると、思っていた仕上がりに違和感を感じこともあると思います。
「好きこそ物の上手なれ」
そんな時は1つ1つの工程を丁寧に、同じ作品を何個か作ってみたり、
少しアレンジを加えた作品を作ってみることで技術面でも新しい発見に繋がります。
本や雑誌を見る。やり方を変える。視点を変える。道具を変える。真似てみる。ことで
今まで上手く出来なかったことが上手くカタチになるのが、
レザークラフトの醍醐味だと私は思います(^^)
レザークラフト体験をしてみたい人向けにワークショップをやっています。
「革の特徴や専用道具」に関するちょっとした説明 と切る・穴を開ける・針と糸で縫う。を
実際の革で工作体験が出来るワークショップを毎月やっています。
楽しくレザクラ体験することに特化したワークショップ教室です。
▼レザークラフト教室の詳細はこちら▼
初心者向けワークショップ「プレ・レザークラフトワークショップ」やってます!
プロアマ問わず気軽に相談が出来るお店を目指しております。
レザークラフト初心者の方はもちろん、中級者、上級者まで
よりレザークラフトを楽しんで頂くために
レザークラフトに関する些細な疑問やご質問などございましたら
お気軽にPhoenix店頭スタッフへご相談ください。
「これはなに?」「ここがわからない」「これはどうすればよい?」
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専門店ならではの視点で回答させて頂きます。
(※多くのお客様がご来店されている場合、少々お待ち頂く可能性がございます。)
店舗の営業時間 … AM11:00 – PM18:00まで (※月イチ開催のPhoenix nightの日は20時まで営業)
定休日 … 毎週水曜日・祝日休み
今回はエピソード1として
「最低限必要な工具」と「革の厚み」についてのお話でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます!(^_^)>
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