オチから書くなら「セイバンミュージアムは、工場が土日祝日休んでいるから、どうせなら平日行ったほうが良いよ」「人がものを作っている風景はなんて面白いんだろう!」「ランドセルはここが面白い!」です。
工場風景を撮るのは撮影禁止です。今回はJLIAのコネなりツテなりを使って正式に事前に申し出ていますので特別に撮影させていただきました。
このblogはJLIAで月1で書いているblogの裏話を載せています。読む前に該当のblogと、裏側01を読んでおくと面白さが増すかな、と思います
村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/新しいタイコとブラックバスとランドセルのミュージアムの話 | JLIA 日本皮革産業連合会
21年4月のJLIAblogの裏側01:新しいタイコや新喜皮革のブラックバス、グッドレザーの設備の話 | phoenix blog
目次
前回までのあらすじ
前回のあらすじとしては「午前中にタンナー見学」「他の革屋さんと美味しいハンバーグ食べた&新しい遊び場見せてもらった」「タンナーさんでブラックバスの革を触った」というところです。
来たぞ!セイバンミュージアム
セイバンミュージアムは本竜野駅から徒歩13分ほどの場所にあります。私は姫路からバイクでばるるんるん、と30分ほどでしたね。
私の解説文章ながい!と思う方は下記のサンテレビの動画を見るのがオススメです。
セイバンミュージアムの見どころ1 セイバンの歴史が面白い
「1919年創業で、元は漁師さんが冬場に作っていた鞄や財布、煙管入れなどを販売していた」
「漁師さんは普段網の修理をしているので縫い物が得意」「セイバン、という名前は西播磨、という地域名称から来ている」などのセイバンの歴史が見ることが出来ます。
今回セイバンの社員さんが解説していただきましたが、初代2代目3代目さんの苦労や時代の変遷なども交えて見ると更に面白さが増します。
セイバンミュージアムの見どころ2 セイバンのランドセルの強度や軽量化の努力の歴史が面白い
今回セイバンの社員さんについてもらい解説してもらいましたが、「セイバンランドセルは手カン(ランドセルをぶら下げる金具部分)の開発の歴史です」というのは面白いですね。ほんとに開発史です。
また、50年前の皮革ランドセルも展示されていますが、「ここまで劣化するか」というのは見ていて面白いです。歴代の芯材や金具なども展示されており、興味がつきません。
ランドセルも語ると面白い鞄です。興味ある方は下記をまたご参照ください
『ランドセル130年史』公開のお知らせ|ランドセル工業会|ランドセル工業会
セイバンミュージアムの見どころ3 ランドセルの歴史が実物とイラストで見ることができる
こちらの部屋は教室を再現したもので、黒板にはプロジェクトマッピングでランドセルの解説が流れます。で、机にはそれぞれの年代ごとのランドセルの値段や食べ物の値段が書かれており、当時を振り返ることが出来ます。さらに後ろには歴代のランドセルの陳列。 ブリキ製のランドセルは私も始めてみました。さすが1945年戦時中ですな(;・∀・) このランドセル、棚から引き出して前から後ろから上からも見ることが可能なのが素晴らしいです。
セイバンミュージアムの見どころ4 科学的なランドセルの解説
ランドセルの強度の解説などをそれぞれ解説してくれています。こちらはご両親向けのコーナーですね。
セイバンミュージアムの見どころ5 撮影禁止だけど、セイバンの工場を上から眺めることができる
これがすごい。ものすごい。ガラス張りでセイバンさんの工場風景を見下ろすことが出来ます。
人数的には200人前後が働いているそうですが、視界に入るのは1レーン、おそらく70人前後。見ると順番にできる工程が見られるようになっています。
もう見ていてワクワクします。セイバンではニッピ機械のホットメルト使っているんだなぁ、、まぁ、両面テープよりも作業性高いしな、、、あぁ、あの機械知らないなぁ、など見どころたくさんでした。
動画で見よう!ニッピ機械 ホットメルトは革業界における画期的なの接着剤だ | phoenix blog
今回は私は皮革産業連合会経由で申し込み、撮影許可をもらいました。従来は撮影禁止ですので、上記写真レベルでも撮影は駄目です。
ちょっとでも見てみたい、という方は下記動画を御覧ください。
セイバンミュージアムの見どころ6 1Fはセイバンランドセルショップ
1Fはミュージアムショップ、、、というかランドセルショップです。
せっかくインスタ映え~な巨大ランドセルなどもあるのですが、現在この区画は立入禁止になっています。をのれ、コロナ、、、
セイバンミュージアムは予約必須です
土日でも開いているのですが、最初に書いたように工場自体が土日休みとなります。もし作業風景を見たいならば、平日に行くことをオススメします。
ショップもミュージアムも、予約必須です。下記からご予約ください。
徒歩で移動できる範囲内に 「革の森」もありますので、興味ある方は行ってみてください。
兵庫県たつの市 | 龍野観光・JR本竜野駅前徒歩圏内 レザーサロン「革の森」 – -革の森-
解説blog> 村木るいさんの「人に話したくなる革の話」/「ひょうごニューレザーコンテスト2020」解説&「革の森」レポート | JLIA 日本皮革産業連合会
過去の関連blog:
- 獣貝草虫の博物誌 2019年8月29日(木)~9月10日(火) in京都 河野 甲氏による皮革立体造形
- 靴の展示会「LE JARDIN BOTANIQUE DE GRENIER」屋根裏部屋の植物園 6/6~ 神戸
- 21年4月のJLIAblogの裏側01:新しいタイコや新喜皮革のブラックバス、グッドレザーの設備の話
- お客様作品紹介:クロムエクセルのブーツ
- 7/19(日)タッセルのついたクロムエクセルサンダルワークショップ
撮影禁止マークの背景はラインですよね?
ブログへの掲載の問題なしの許可は得ているのですか?
こんにちは、フェニックスです。
ご指摘ありがとうございます。
撮影許可、blog掲載許可もいただき、blogはセイバン様にも見ていただき掲載確認していただいております。