すごい本が出た。
レザークラフトショップでもうかれこれ8年ほど働いていますが、
こんな私でも、この本の内容は目からウロコ。
革に染色したり、面白い加工をしたいのであれば必読であると断言します。
目次
【Lized】『How-to/Know-how 革の仕上げについて』
どれくらいすごい本なのか?
ご挨拶が遅れました、Pheonixの横井でございます。
つい興奮してしまいました。
だって
革の薬品屋さんが本気でじっくり書いた薬品に関する本って
今までなかったんですよ。
私もレザークラフトに携わっておりますので、革を染色してみたり、オイルを入れたり、ちょっとした加工は自分でもやったことがありましたが、
ふと立ち返って
「これって実際どうなってるんだろう?」と思った時に
明確な答えを提示してくれるものってなかったんですよ。
この本読んでみて、何度
「ああ、そういうことだったのか」
と口から溢れる回数の多いこと多いこと。
Lizedさんが自ら「攻略本」と銘打つ理由は中を読めば納得です。
恒例の本の中身をパラパラと
うん、50ページしかないからこれくらいで勘弁してください。
このさわりだけでもウズウズしている人は絶対買った方がいいです。
lizedさんは小売パッケージのある薬品屋さんです
革の塗料などの薬品って従来はタンナー(製革工場)さん向けの大きな単位で流通することがほとんどでしたが、4年ほど前からこのlizedさんが小売用にパッケージを用意して販売をされています。
Phoenixでも多くの薬品を取り扱っております。
→lized商品はこちらから
革に使う薬品っていうとクラフト社さんやセイワさんからも色々と出ていますが、
この攻略本にも書かれているように「同じ会社で揃えた方が良い」んですよね。(何故かは本を読んでくださいまし)
そういう意味ではラインナップの多いlizedさんは強いなー、と思います。
特に私の個人的な好みはこのバターワックスシリーズです。
こう言った革の二次加工が家でできちゃうのがlizedシリーズのすごいところかと思います。
読まなくてもいい。けど読んだ方が良い(代表氏談)
Lizedの代表氏もブログを書かれています。(面白いので読んでみてね)
そのブログの中でも、こう書かれています。
タンナーとか革問屋と話をしたいわけじゃないし、そんな詳しく知る必要もないと。
そんな意見もあると思いますが…個人的には知るべきだと思うのね
革という素材を扱うなら知ることも”ものづくり”に繋がる
これは私も同意見でして、革のこと、薬品のこと知らなくても、もの作りはできるんです。
でも、もう一歩深いところへ、より革の奥を知ることで、繋がることってあると思うですよ。
「前と同じはずなにの何かが違う」
この「?」を解決するには「知」が必要だと思ってます。
経験から得られる「知」もあると思います。
また賢者から得られる「知」もあると思います。
「知」が集まると「智」になるはずです。
うん、自分でもなにを言ってるのかわからなくなってきたけど、要は知らないより知ってた方が絶対いいんですよね。
きっとあなたのクラフトライフにお役にたつと思いますので、
ぜひ手に取ってみてください。
【Lized】『How-to/Know-how 革の仕上げについて』
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