バサラの床面が染まっていないのには、 ちゃんと理由があります。


突然ですが…

バサラの床面が染まっていないのには、ちゃんと理由があります。

まず、
バサラの仕上工程を説明すると…

原皮をタンニン鞣し。
2.5mm前後のヌメ革を下地染色。
1.6mmに漉く。
お湯に濡らす。
手揉みでシワを作る。
乾燥。
オイルを入れ。

これで完成ですが…

下地染色のタイミングで床面に色がついて、その後に漉くから、床面がヌメ色になってしまうんです。

漉いてから下地染色をすれば、床面に色はつくのですが、下地染色は、ドラム(タイコ)を使用するので、繊維が解れてしまいます。
仕上がり厚を先に作ってしまうと、繊維が解れてしまい、革のコシが損なわれバサラ特有の立体的なシワは出ないんです。

繊維は床面から解れて行くので、2.5mm前後の状態でドラムで回して、その後に1.6mmに漉くことで、
繊維の解れた床面を漉き落とすことになるんです。
そうすれば、コシのある1.6mmの革になり、立体的なシワが維持されるという訳なんです。

伝わってますかね?
文章にするのは難しいですね。
要は、こだわってます!って話ですw

そんなこんなで、
バサラのイエローが入荷しました。

いいでしょ⁉︎

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