【スタッフ作品】真鍮製がまぐち口金とイビザでお財布をつくってみた


こんにちは。スタッフのナツヤマです。

前回ブログを書かせていただいたのは2年前のシュマーロ誕生のブログ、、、(・ω・`)

シュマーロもこの2年でたくさんのクラフターの皆様に愛して頂き嬉しい限りでございます。

そして、今回は大好きな真鍮無垢の口金がとっても久しぶりに入荷されたので

早速大好きなつやつやしっとり色気たっぷりのイビザを使ってお財布を作ってみました!

【製作日数】

1日

【工夫した点】

しっかり立体的なマチで、シャープな印象になるように横のラインはストレートなシルエットを意識して型紙を作りました。

また、内縫いをひっくり返した時に形が綺麗に出るように全体の厚みを1.5mm、縫い合わせる部分だけ1.2mmヘリ漉きをしました。

縫い合わせる部分を1.2mmにしています。

 

【苦労した点】

全体の厚みを1.5mmにベタ漉きしたのですが、イビザはむっちりハリのある革。

立体的なマチを口金に入れ込む時に革が跳ね返ってきて何度も心が折れました…(._.)

ですがヤットコでしっかり折癖をつけてから入れるとやっとうまくいきました。

何事も下処理が大切ですね◎

(全漉き1.2mmくらいがよかったかな、と思いもう1つ1.2のベタ漉きでもう1つ作り直したらスムーズに口金に入れることが出来ました。)

この厚みの設定は革のハリ感によって変わります。

アリゾナのようなシボが入っていて柔らかい革は1.5mmでも入れ込みやすいと思います。

 

 

【使用した商品】

真鍮製がまぐち口金

メッキではない真鍮無垢という言葉に激弱です。経年変化が楽しみです。

・紙ひも 10号

今回革を1.5mmに漉いたので紙ひももそのままの太さで使用しました。

 

・イビザ WIN(ワイン)

A4革1枚で十分足りました。

プルアップする革なので内縫いして、ひっくり返すと深くて渋いワインの色が浅くなりましたが、仕上げにオイルを塗布すると元の深い色に戻りました。

・がま口ベンリーヤットコ

口金を傷つけず紙ひもを奥に入れこむ道具です。

 

・六花(リゥファ)のワックスリネン糸 Φ0.5mm

No.45ビンテージワインを使用しました。

六花はお取り寄せの商品ですが、Φ0.3mm、Φ0.4mm、Φ0.5mm、Φ0.6mmの4サイズでカラーバリエーションは各55色と豊富なカラーバリエーションがあります。

縫っている途中の擦れにも強いので、コスパも良くお気に入りです。

 

 

・手縫い針 太

手がかなり大きいので、【太】の長さ細さがとても縫いやすいです。

 

【裏技】

・口金にボンドを入れる工夫

ボンドをがま口に必要な分量だけポリ袋に入れます。

オススメなのはハリ感のあるチャック付きの小さなポリ袋に入れて、角の強度を増すためにセロテープで補強します。

そして、ほんの少しだけ先をカット

ホイップクリームの要領で

ちょっと入れすぎてしまいましたが、丸切りなどで伸ばしていただいて。

はみ出た部分はラブラブクリーナーで取ります。

端をヤットコで押さえて、完成!!

 

がま口をパチンと閉めた時の重厚感はとても気持ちよくイビザのワインがさらにその気持ちを高めてくれます。

がま口は慣れると意外と作りやすく使い勝手も便利です。

是非色々な革でやって作ってみてください ( ・∇・)☆

 

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