つらつらと作っていたラウンドファスナーの販売用動画がようやく完成。
で、数人の人に見てもらったところ「わかりやすいけど、ツライチって言葉、わかるかな?」という感想が。
あれ?ツライチって一般的な用語じゃなかった?じゃぁメケンもダメか?
ツライチって?
てこてこと調べてみるとツライチはwikipediaにまで書かれていました。
面一(つらいち、ツライチ)とは、二つの面の間に段差が無くフラットな状態のこと。
元は建築用語なんですね。ほへ~、そういや木工の人が使っていたような。
メケンって?
メケンは「目で見当(ケントウ)をつけてだいたいの場所をターゲッティングする」という意味。
例えば「メケンで1cmのところに穴をあけとけ!」と言われたら定規などを使うまでもなく大体の場所1cmかな?というところに穴をあけるわけです。
ところが、IT産業の人から参考意見が。
「目検(メケン)はWebなんかで時々行き違いがでます。
システム屋さんの目検は、目視チェックの意味。システムの品質確認なので、準備データとか、テスト項目をしっかり準備してやる作業です。
一方、デザイン系の人の中には、目見当(メケントウ)の意味で使う人がいて、Illustratorにオブジェクトをエイッと配置して「このあたりかな」っていうふうに使う人がいるように思います。
なので、エイッという目的の『目見』と、じっくり確認する目的の『目検』と2つの意味があり、会話をしていて噛み合わなくなる場合があったりなかったり。」
えっ!?じゃぁ整理すると
システム屋のメケン=目検>目視チェック。目で検査するからメケン
デザイン系のメケン=目見当>目で見当をつける。私の使う意味でのメケン、と同じ。
結構意味合いが違うなぁ。目検は行動を起こす前や起こした後のチェック行動。目見は行動を実際に起こす場合に使う。これは人によっては混同しますな。
関西と関東の違いは?
facebookで聞いた限りでは西も東も意味合いに違いはないようで。
「あ~、オヤジの世代(70代前後)はメッソ、と言っていますね。」
あ!聞いたことありますね。高齢の職人に師事された方はいまでもメッソ、と言いますね。
この場合の語源はちと見つからない。西の高齢の靴職人限定の言葉かな??カバンの人も使っていたような。
他には。。
ちょこちょこと追加していきますが
ぐいち…ズラして貼り合わせたりする事
テレコ…互い違いにすること。「テレコで貼っとけ!」などのように使う。
で、宣伝。
ラウンドファスナーのキット、近々DVD、キット、ファスナーなど全部セットで販売しますのでよろしくです。
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ラウンドファスナーのキット、楽しみデス!
オンラインショップで販売されるのですか?