先日ベンズのスワッチ裁断を頼まれました。
で、渡された刃型は32mm高刃、と呼ばれる分厚い刃型。
今回はこの高刃のすごさとベンズの恐ろしさを解説してみましょう
先月くらいからスマホを変えました。
ネクサス5xという最新機種に!カメラの性能がよくてコンデジ持ち歩く頻度が下がりましたね。
でもスマホで撮ると縦長になるのがちょっと間抜けで苦手です。
で。
先日の刃型相談
「厚み1.6mmのタンニン革を刃型で裁断。その際に針金が通るような細い穴0.6mmを開けたい」
ということでした。
回答としては
「タンニン革はギュッと締まっているので0.6mmだと穴が詰まる可能性が高いです。
穴をせめて1mmの大きさに変えるか、ピンに変えるのも手かと思います。」というもの。
「最低限の目印さえつくのであれば、あとから針で穴を開けられるので、後述されましたピン穴を使いたく思います。
ピン穴を使ったものはどのようなものか教えて下さい」とのことでしたので解説してみましょう
刻印の簡易見積もりフォームにつづいて刃型の簡易見積もりフォームも作りました。
が、刃型は大きささえわかれば簡単に見積もり!というものでもありません。
今回は同じような刃型で何がどう違い、それが値段にどう影響するのか、などを話してみましょう。
刃型は完全オーダーメイドの割には結構安く作ってくれます。
ではどれくらいで出来るのか、どういう点が高くつくのか、をポチポチと書いていきます。
今回の刃型はドーナッツ刃型。
これは高くなる要素が満載の刃型です。
刃型は巨大で頑丈なカッターナイフの刃を溶接して同じ形をポコポコと生み出せる道具と思ってくださいな。
革業界の量産部門では必須道具です。
さて、そんな刃型ですが完璧ではありません。