こんにちは。
主にネットショップの担当をしております、大野と申します。
普段、ブログを書くことがない私が書いてしまう程、
面白い商品が発売しました。
タイトルにある通り、藍染がカンタンにできるその名も
SEIWA『KONYA-I』紺屋藍
この『KONYA-I』には、藍染に必要な材料がはいっており、
布はもちろん、革も染めることができる画期的な染料です。
こんな商品があると知ってしまったら、試さずにはいられないですよね?
ということで早速、『昭南多脂ベンズ ベルト ナチュラル』を染めてみました。
藍液を作ります
1.まず、容器にお水1L入れます。(大きめの風呂桶を使いました)
2.藍溶解剤(白い粉)を5ccのスプーンで山盛り5杯を容器に入れて、割箸で溶かします。
(200ccに対してスプーン山盛り1杯)
3.紺屋藍(青いキラキラした粉)を5ccのスプーンで中盛5杯を入れ、割箸で混ぜて溶かします。
(200ccに対してスプーン中盛1杯)
混ぜてから20分くらい放置するとこんな感じです。
染色します
ここで、革の登場です。
今回はスペースの問題で直接革を染料の中に浸け込みました。
1.30秒から60秒浸け込みます。
2.革を取り出し、テッシュペーパーで藍を吸い取ります。(キッチンペーパーでやりました)
3.10~30分放置して発色させます。
酸通し
1.別の容器に『60%酢酸』を水1Lに10ccの割合で入れ撹拌し、
その中に染めた革を染色した面を上にして3~4分浸けます。(60%酢酸は別売りです)
水洗・脱水・仕上
1.革に水道水をあてながら、スポンジで軽くこすって洗います。
2.新聞紙の間にはさみ、強く押して水分を十分に取ります。
3.革を揉んだりして柔らかくします。
4.仕上げ剤を塗りつけて完成。(レザーワックスを使いました)
長くなりましたが、如何でしょうか?
私的には、良い感じで仕上がったと思っています。
参考までに染色前と染色後の写真です。
ついでに、糸も染めちゃいました。
『エスコード 中細 生成』を染めるとこんな感じです。
注意点だけ簡単にまとめておきます。
※ゴム手袋はたくさんあったほうが良いです。(1組ついてますが、たりませんでした)
手に付くと2日程とれません。
※染色は大きな洗面台もしくは、お風呂場が良いと思います。(汚れても直ぐに流せます)
※作業中は換気をしてください。
※仕上げ剤は、レザーワックスやコート剤ならツヤ消しがオススメ。(自然な風合いに仕上がる)
※色落ちしますので、お気をつけ下さい。
※何度も染色したり、数日経過すると染まらなくなるので、『藍 還元剤』をお使い下さい。
元の藍液に回復します。
皆様も、自分だけの藍染革を作って見ては如何でしょうか?
商品紹介
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藍染するとゴワゴワしてしまうと聞いたのですが、
何か対策はされましたか?
ベルトに使えそうな厚い革を染色されていますが、
私は芯まで染めたいのと、
ソフトな感じにしたく薄い革(0.5〜1mm)、もしくソフト革で実施したいと考えております。
ゴワゴワされたでしょうか?
ポテチ郎さん、コメント見落としていました。返信遅くなり申し訳ございません。
このベルトでは芯まで染めていません。
また、染色後にゴワゴワした場合は油分を補給しています。今回のケースでしたらニートフットオイルですね。
また疑問点ありましたらお尋ねください。