タンナーズフック入りました。
皮を鞣して乾燥させる工程で使うもので、水を含んだ皮をぶら下げて乾燥させます。
で、今回はこの道具の使い方や役割を
タンナーズフック – ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス
革を作る鞣し工程で乾燥はすごく重要
例えば下記写真は棒にぶら下げて乾燥させています。
乾燥のやり方もいくつか種類があります。
で、下記は張り乾燥、と呼ばれるものでピーン!と張って乾燥させることで表面に張りを生み出します。
写真見ればわかるようにピンッ!と硬そうですね。
革が硬い、とう時にはこの表面だけが固めでパリッとした硬さを「張りがある」と革屋さんなりはよく表現します。
逆に中身まで硬いものを「腰が強い」とも表現します。
同じ「硬い」でも表現が異なります。
お客さんに「硬い皮を」と言われた場合はこの2種を説明しますね。
上記写真はJLIAの「皮革のできるまで」というDVDから引用しました。
3500円かな。
研修用DVD「皮革の出来るまで」 ご購入を希望される方はこちら。 |
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私がやる「人に話したくなる革の話」セミナーではよく使わせてもらっています。
直近では8/24-26の横浜素材博覧会で上映しつつ解説します。
18.8/24-26(金土日) レザークラフトフェニックス 革日和ブース出展 in 素材博覧会横浜 6社による展示会 | phoenix blog
海外では使っているの?
海外?どうだろ?
先程も話したように乾燥はいろいろ種類があるからそれに応じて使っているとは思うが。。。ちょと調べてみよう
で、見つけた動画が下記のもの。
で、この動画の7分過ぎのところで使っていますね。トグリングッ!というのがそうですね。クリックしたら該当箇所から開始します。
革をピンッ!と引っぱても負けないほどの協力な保持力があります。
よく革の端っこに2本か3本先の3cmほどの線があったら確実にこれです。
まぁぶっちゃけ巨大で協力な洗濯ハサミと思ってください。
このフック、今ならば販売できます
タンナーズフック – ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス
在庫こっきりで次回入るかわかりません。
新品ではなく、実際に鞣し工程で使われていたものです。
在庫こっきりで次回入荷出来るかわかりません。
過去において販売したこともあるのですが、前回は数年前でしたね。
手元に置いて「あぁ、これで皮を掴んで乾燥したのか」と物思いにふけるのもよし。
家に置いて革をぶら下げるのもよし。
洗濯ハサミの代わりに使ってズボンなりをぶら下げるのもよし。
「どらどら、指に挟んでみよう」と挟んでみて「あ、洒落にならない痛さ!」と実感するのもよし、です。
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