毎度です、「名前を出しているので、なにか苦情があるときは私指名でどうぞ苦情を言ってくださいね」と思っているムラキです。
昨年ランドセル工場を見学してきました。
「ランドセル 工場 見学 東京」あたりで検索すれば出てくる会社です。
行ってみると「あぁ、こんな工具使うのか。へ~」など勉強になるのですが、個人的に気になったのは「あれ、ここで作業は冬場は寒くねぇ?」でした。
オチから書くならば「これらのグッズを使って寒さ対策しておかないと腰なり手先なり壊すよ」というのが今回のblogです。
目次
暖房器具は限度がある
見に行った会社はきちんと冷暖房を入れているのですが、これだけ広い空間では限度があります。また、配置される場所によって寒さも変わります。
靴工場なども寒い場所も多いですので、「基本的に1箇所でじっとする職人さんにおすすめする暖房道具」を紹介してみましょう。
胴体を温めることで体温を下げない
胴体背中を温める、、というか、保温することで熱を逃げづらくします。
どれだけ温めても表面積が広い部分が冷えると熱が逃げてしまい、結果的に暖かくならないからです。
ユニクロのウルトラダウンライトは便利ですね。
冬場はベストタイプを常時身にまとっています。シャツの上に、ではなく、シャツの下などに着ています。おかげで冬場は一回り体が大きくなります。
ユニクロ|ウルトラライトダウン|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)
ユニクロ|ウルトラライトダウン|WOMEN(レディース)|公式オンラインストア(通販サイト)
買うのはベストタイプのほうが日常ではオススメ。手や腕の動きを阻害しませんので。このダウンを使うことで背中とお腹の冷えを防ぎます。
手首足首温めておけば指先は動く
とりあえず首を温めよう!
首、と名前がつくところ=手首足首、首に配置されている大動脈を温めておくととりあえずは体は暖かくなります。これに加えてあとは腰ですね。
食生活や風呂生活、睡眠環境なども整えると寒さに強くなる体を作れますが、ここらまで網羅すると大変なので下記サイトなどをご参考に。
温めるより効果的!手足が冷える原因と、自己チェックで分かる対策方法|楽しむ・学ぶ|養命酒製造株式会社
冷えは万病の元。首、手首、足首を温めよう!(tenki.jpサプリ 2017年01月03日) – 日本気象協会 tenki.jp
スマホの進化で恩恵を受けたバッテリーの世界
携帯電話からスマホに進化したことで携帯バッテリーが発達しました。
で、「このバッテリーを電源にすれば開発費用や安全対策などが楽じゃねぇか?」と考えたのか、中華商品でいろいろと怪しい品が発達しました。
おかげで「USB形式のヒーター製品」というのがここ数年で急激に増えました。怪しいガジェット好きとしてはすごく楽しい時代ですな。コンセントがそばになくても使えるのが素晴らしい。
で、オススメ。
下記のヒーター内臓の手袋。怪しい中国製のため通電するかどうかは一か八かの側面があります。
手袋つきのものもありますが、どうせ「手袋に上記ヒーターを縫い付けています」とか「上記を手に装着して手袋つけてね」というシステムがほとんどです。
このblog読んでいる人は「自分でものづくりするんだ!」の方が多いので、パーツだけ買って後は自力で手袋に装着するのがオススメですわ。
使い方
使い方は上記シートを手の甲に当てると手の甲が温かいよ!というものです。
が、オススメは下記のように手首にヒーターが当たるように装着です。
これにより手首の血管を温め、結果的に体がほんわかとなります。
ヒーター部分以外は縫い付けも可能ですので、手首に装着するブレスレットなりを作れば手首に固定可能です。
USBの端子から先端までは100cm以上ありますので、「腰なりズボンポケットにバッテリーを入れて、コードを体に沿わせる」ということも可能です。外から見ても温めているようには見えません。
途中にジャックが存在しますので無理な力が加わるとこの部分から外れるようになっています。これにより本体の断線を防いでいますね。
考え方を応用すれば足首を温めることも可能です。
稼働時間
手持ちの使い古した7800maのANKERバッテリーで6時間ほどは使えています。
この品のリスク
この使い方ですが、リスクはあります。中華製品ですので何があるかわからない、ということですね。
・バッテリーはきちんとしたメーカーを使う
・水に濡らさない
・初期不良の可能性もある
という点を気をつけましょう。
不安でしたら下記の品が日本のメーカー販売品ですので「中国から発送されます」というものよりも安心感はありますね。
また、スイッチや温度3段階調節などもあります。
腰を温めておくとお腹も背中も温かい
手首足首首を温めましょう、と言いますが、やはり腰は重要です。
最初の写真で載せたランドセル工場は地べたに座って作業をしています。
地べた作業は床を使えるので作業範囲が広い、というのは便利なのですが、腰に負担がかかります。
腰は大事です。
で、オススメはハクキンカイロです。
ハクキンカイロ|今も新しい、ハクキンカイロ|カイロ 懐炉 スキー スノーボード アウトドア|hakukin 白金
ハクキンカイロは、ベンジンの気化ガスがプラチナと接触して発熱する科学原理によるもので、直接ベンジンに火をつけているわけではありません。マッチやライターを用いるのは、プラチナの接触反応を開始させる温度を与えるためです。
気化したベンジンがプラチナの接触作用により「炭酸ガスと水」に分解され、そのとき発生する酸化熱を応用した、環境にとても優しい、安全でクリーンなハイテクカイロです。
ハクキンカイロについて|カイロ 懐炉 スキー スノーボード アウトドア|ハクキン 白金より引用
「え~?カイロごときに3000円弱~?」と思いますが、18時間継続・熱量が市販カイロなんて目じゃない熱さ・運用コストがものすごく安いという点から考えるとものすごくオススメです。
火口部分(熱くなる部分)は1年に1回は買えたほうが良いです。これが600円くらい。
コジャレたほうが良いな、という方は上記ハクキンカイロがOEM生産しているZIPPOハンディウォーマーもオススメです。ハクキンカイロと火口部分は共通です。
最近はコーナンでもハクキンカイロは扱われ始めたので手に入れやすくなったものです。
下記blogは2006年に書いたものですが、同じものを今も使っています。
毎年火口を変えていますが、本体は頑丈ですので。
6年間過酷に使い込んだカイロケースがどうなったか、というお話。: レザークラフト・フェニックス
使い方は?
ベンジンを入れて火口を炙るだけです。
薬局で変える通常のベンジンよりもハクキンカイロ用のベンジンのほうが強いように思えます。最近はコーナンの大きめなところでハクキンカイロも専用ベンジンも扱っています。
可動しはじめたら布のケースに入れて腰に刺しておくだけです。直に金属と肌が触れると確実に低温やけどをします。
私は11月頃から2月までずっと24時間使いっぱなしです。
ハクキンカイロは冬本番になると市場から一気に在庫が消えますのでほしい方はお早めのご購入をオススメしますわ。
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