【バックナンバーシリーズ】私のおすすめ工具!2010年5月8日の記事:《道具》ベルトやストラップ作りに威力を発揮!ストラップメーカー!


毎週日曜日はブログ、バックナンバーシリーズの日です。

以前のサーバに保存されている昔の記事で、今でも役に立ちそうなものを引っ張って改めて日の目に当てよう!

 

今日の記事は・・・ストラップカッター!

先日の名古屋のイベントにも持参しており、私自身もこの工具は非常によく使う工具の一つです。
ベルトや鞄の持ち手など、一定の幅で長い距離の革を切る上で、絶対に持ってたほうがいい工具です。

いや、マジで。ほんまに。
というか、定規とカッターで一定幅で1M以上革を切るのは至難ですから。
1ヶ月に1回以上やるなら持っておいた方がいい道具です。

と、いろんなところで言ってますが、そこまで売れてないんだよなー。
まだまだ知らない人が多いのかなー。

と言うことで、2010年にうちのスタッフがブログでこの工具を紹介していたので、掘り出しました。
当時はなかったであろうYoutube動画も見つけましたので、末尾に貼っておきます。

繰り返しますが、

1ヶ月に1回以上長尺切る人は持っておいた方がいい工具です。

それではお送りしましょう!
2010年5月8日の記事

《道具》すっごい便利!ストラップメーカー!

※盛大にタイトルで誤植してます。正しくは「ストラップカッター」です

 

 

序文:バックナンバーシリーズとは?

 

Phoenixはここでブログを2014年から書いていますが、実はそのもっと前から他のサーバで書いていました。訳あって現在のサーバへお引越ししましたが、1400ほどあった旧サーバの記事はお引越しできず、そちらのサーバに置きっ放しとなっております。
(旧サーバのブログはこちら

現在でも古いブログはご覧頂けますが、別サーバの記事なのでブログ内検索などでは引っかかりません。

有益な情報がたくさんあって、とってももったいないなー、と日々思っていたので、これから少しずつ【バックナンバー】としてこのブログ用に再編して掲載していこうと思います。

古い記事の引用となりますので、表現が古かったり今ではもっと便利になっていたりしますが、これは当時のまま載せようと思います。

他にも価格が当時と異なっていたり、登場人物がすでにPhoenixを去った人だったりしますが、こちらは誤解を避けるためにも、ご本人への配慮もあり伏字や編集したものとさせていただきます。

予めご了承ください。

 

本文:すっごい便利なストラップカッター!

 

フェニックスでは様々な道具や金具を取り扱っています。で、革の道具って説明しているサイトがいまいちないので細々と取り上げていきたいなぁ、と思っています。

で、今回紹介するこの「ストラップメーカー(*正しくはストラップカッター)」ですが、これが一押しです!すごい便利!以前からカタログを見て「使いやすいんかなぁ~」とおぼろげに見ていたのですがこれが効率をガラッと変えるほど便利な道具でした。

ストラップメーカー(*正しくはストラップカッター)というだけあって要は「一定の巾のベルトを切る道具」です。
定規のように目盛りが書いてありますが3mm~40mm巾までは問題なく切れました。

使い方はまず目盛りをあわせる。今回は20mm巾で。
目盛り”0”の所に刃が設置してあるのが見えますね。

端っこにあるネジでギュッと固定します。

本体に添わせるように革を押し込んでいきます。
事前準備として革の1辺をきっちりと直線に切り落としておきましょう。さもないとゆがみます。

ギュムギュムと押し込んで

押し込んで!
徐々に切られているが分かるでしょうか??

このように刃が切り裂いていきます。(そろそろ動画で解説できるようにしなくちゃいけませんねぇ。。)

切ったベルト巾は20,5mmでした。
本来は試し切りしてから使うべき道具ですね。

注意点は以下の通り。
1 ある程度ハリのある革じゃないと無理。ふにゃふにゃの革は苦手です。

2 刃がむき出しですので扱いには気をつけて!

3 替刃はスーパースカイパーの替刃を使って下さい。ケチってカッターの刃などを使ってみよう!と思っても無駄です。(えぇ、全然無駄でしたとも!!)
購入時には替刃も一緒に買っておいてください。

4 前述してますように切る前に1辺をきっちりと直線に切り落として下さい。

5 カーブなどはものすごく苦手です。

6 ネジはしっかりしめて!
手でしっかり締めたよ~じゃ駄目です!私は必ずペンチで最後にクッと締めています。

こんなところですね。
「ベルトを作りたい!」「ある程度数がいる」という場合はとても便利な道具です。

お値段は3990円しますが買って損はないと思います。
(編集注:現在は税込4158円です)

ネットショップ>ストラップメーカー (*正しくはストラップカッター)

買う際は替刃も買っておいてください。少しでも切れ味悪くなったな、と思ったら替えないと怪我の元です!

【替刃】ストラップカッター用(5枚入) | ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

<編集>
2018年にアップロードされたYoutubeで動画解説されていました。
英語ですが、まあ雰囲気でわかるかな。

FAQ 40mm幅のベルトを買って、この工具で20mm2本にできるかな?

・40mm幅のベルトを20mm幅2本などに切り出すことも可能です。ただし、「上記にあるようにしっかりとネジを固定する」「本番前に練習!」「失敗恐れるならば刃は新品を使ったほうが良い!」などの点にご注意ください。

FAQ 40mm幅のベルトを買って、この工具で18mm2本にできるかな?

至難です。1本は楽勝で取れますが、もう1本を取るのが至難です。

40mm>18+22mm。22mm>18+4mm。このように残った部分を私達は「捨て切り」と呼んでいますが、捨て切り数mmとかになると保持がしづらくなります。不可能ではないが失敗率が格段にあがります。オススメしません

FAQ 1枚革から20mm幅を何本も取るのにこの工具は向いているか?

・もっと大きな1枚革からこの工具で20mm幅を取れるか、という質問であるあならば「可能ですが、ちょっと大変」となります。
過去にやったことありますが、その際は
大きな1枚側を200mm幅ちょいなりにざっくりと粗裁ち>その後そこから10本切り出す、などの作業で行いました。そのほうが作業効率いいので。

この場合は上記の注意点に加えて「1人じゃなくて2人で行う」ほうが失敗率は少なくなります。

なにはともあれ、本番の前に何度か練習したら「あぁ、固定が大事なんだな」などがわかるかと思います。

 

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