【バックナンバーシリーズ】2012年5月31日:コバ仕上げや段漉きに使える豆カンナ入荷です!


毎週日曜日はブログ、バックナンバーシリーズの日です。

以前のサーバに保存されている昔の記事で、今でも役に立ちそうなものを引っ張って改めて日の目に当てよう!

みなさん、コバ磨いてますか?

 

ずいぶん昔に店頭で「コバを磨いて男を磨こう!」と言ったらダダすべりでした。

今日は10年前の記事のご紹介。

コバ磨きはレザークラフトの醍醐味の一つであることを私は主張します。ピカピカのコバは正義です。
(もちろんそれ以外の大切なこともありますよ)

そんなコバ磨きのお助けアイテム、豆カンナを紹介した古い記事を見つけましたのでバックナンバーします!私も豆カンナ大好きです!

便利なのに知名度がイマイチなところもありますので、「知らなかったよ〜」って方は是非お試しくださいませ。

それではご覧ください。

2012年5月31日の記事

コバ仕上げや段漉きに使える豆カンナ入荷です!

序文:バックナンバーシリーズとは?

 

Phoenixはここでブログを2014年から書いていますが、実はそのもっと前から他のサーバで書いていました。訳あって現在のサーバへお引越ししましたが、1400ほどあった旧サーバの記事はお引越しできず、そちらのサーバに置きっ放しとなっております。
(旧サーバのブログはこちら

現在でも古いブログはご覧頂けますが、別サーバの記事なのでブログ内検索などでは引っかかりません。

有益な情報がたくさんあって、とってももったいないなー、と日々思っていたので、これから少しずつ【バックナンバー】としてこのブログ用に再編して掲載していこうと思います。

古い記事の引用となりますので、表現が古かったり今ではもっと便利になっていたりしますが、これは当時のまま載せようと思います。

他にも価格が当時と異なっていたり、登場人物がすでにPhoenixを去った人だったりしますが、こちらは誤解を避けるためにも、ご本人への配慮もあり伏字や編集したものとさせていただきます。

予めご了承ください。

 

豆カンナは使える工具です

こんにちは。フェニックスのTです。

レザークラフトな人が1度は必ずハマる「コバ磨き」
ピカピカに磨きあげられたコバの出来栄え一つで作品の完成度がぐっとあがりますよね。

でも何度磨いてもつるつるにならない、もっと手早く仕上げたいという声も良く聞きます。
そんな時この工具が入荷してきたので早速試してみました。

木工のイメージが強い「カンナ」
でも革の世界でも全然使えちゃいます^^
張り合わせたコバの面を揃えたり、ヘリ落としや、段漉きにも使え、なかなかオールマイティな奴です。
なんとクラフト社製です!

こうやってコバに当てがいすっと引くと・・・・

するするっと削れます。
なかなか気持ち良い・・・・

削るといっても薄く1枚切っているような物なので、削った部分の断面が荒れてしまったりしません。

今回タンニンなめしの革で試したので、

貼り合わせ→カンナがけ→トコノールで1回磨く

というところまでやってみました。

ついでにカンナでヘリ落としをしてコバに丸みをつ、トコノール塗布後、桜丸で磨きました。。

ヘリ落としよりも大きく角を落とすにはいいみたいです。

しっかり繊維のつまった硬いヌメだと綺麗に削ることができます。
柔らかい革には向いていないのでご注意下さい。

タンニン革のコバをきれいに仕上げるには。

1 しっかり繊維の詰まった革(部位)を使う

2 コバ部を整えてから磨く(荒れた状態で磨かない)

3 丁寧に研磨する

この3つを守っていれば大体きれいに仕上がるはず!
きれいなコバはきれいな下地からですね!

使う場所によって3種類あります。

通常まっすぐの部分は「平」

カーブを削るための「反」

凹型の溝をつけたりできる「外丸」

どんな工具でもメンテナンスは必要ですが、革包丁同様「砥ぎ」は必要になってくるので、ちょっとハードルは高いかもしれません。
ただ使いこなせれば綺麗なコバ仕上げの秘密兵器になってくれそうです!

本体はしっかりとした黒檀製。
ネジで簡単に刃の出し具合を調整できるのではじめてカンナを使う方でも取っ付き易いと思います。

3つとも店頭で自由に触ってもらえます!お気軽にどうぞ!

お買い求めは当店ネットショップ→こちら

豆カンナ 「平」「反」 ¥2730 ¥2,574(税込)

豆カンナ 「外丸」   ¥2940 ¥2970(税込)

サイズ 27×90(ミリ)

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