【 商品名 】 ベゼルコンチョ クロス 【 内容 】 中央パーツかしめて取り付けてみましたが、クロス部分がくるくる回ります。 革が薄かったのでしょうか?こんな仕上がりなんでしょうか? 普通のかしめ打ちで打ったため、パーツを傷つけないようにと打ち台に厚革を ひいて打ったのが悪かったのでしょうか?
ベゼルか~。あれは石やらプラスチックが付いているから打つのが難しいんですよねぇ。
ベゼルコンチョ – レザークラフトフェニックス ONLINE SHOP
では今日はそういう難しいコンチョや飾りカシメの打ち方を過去のblogひっくり返しつつ解説しましょう
1つ目は革の厚みとカシメ部分の足の長さが適合していない
一番多い可能性はこれです。
カシメの足の長さはそれぞれに意味があります。
カシメの足の長さはなぜ違うのか?という実例 | phoenix blog
まずは「革の厚みに該当するカシメ足を使おう」という身も蓋もない回答。
「いや、それでも薄い革に打ちたいんだ!」「厚い革に足の短いカシメを打ちたいんだ!」
薄いものにはざぶんとをはさみましょう。厚い革ならば厚い革のカシメ部分だけを薄く削ぎましょう。ぞ~りぞり
アクリルカシメの打ち方の裏技を見つつカシメの打ち方をじっくり考えてみよう。厚い革も薄い革もどんとこい: レザークラフト・フェニックス
2つ目は凸凹のカシメや石のついたカシメは打ちづらい
凸凹のものはそれだけ安定性に欠けぐらつきます。そのため失敗率がグンと上がります。
要はぐらつかない=安定性を高めたら成功率があがります。
その回答も下記blogに書いてあります。カシメの逃げ道をなくす、のがキーです。
アクリルカシメの打ち方の裏技を見つつカシメの打ち方をじっくり考えてみよう。厚い革も薄い革もどんとこい: レザークラフト・フェニックス
3つ目 ハンドプレスで飾りカシメって打てないの?
これも過去blogで書いています。さすがに8年分のblogは伊達じゃないわねぇ-y( ´Д`)。oO○
飾りホックをハンドプレス駒でどうやって打てばいいのかな?: レザークラフト・フェニックス
ハンドプレスだと垂直、均等に力を加えますが、飾りカシメと下駒の形が合致しません。
ですので下駒に革を引くなどしてカシメが傷つかないようにしましょう、というのが上記blogです。
ただし、これはTry&Errorが必要です。
飾りカシメやカシメコンチョの裏側、というのは基本的に大カシメや小カシメの頭に揃えられています。
ハンドプレスは応用性の高い工具ですので買うと色々と戦略の幅が広がりますよ。
基本的な考え方は下記の2つ
・力を逃がさない。逃げ道を塞ぐ
・垂直に均等に力を加える。(右手10の力で叩くよりも左手7で固定して右手3で叩くほうが重要です)
これを意識すると失敗率はぐんと下がります
過去の関連blog:
- カシメの足の長さはなぜ違うのか?という実例
- カシメを打ち棒で打ったら革に跡が残るのはなぜ?という話
- メッシュチェア買ったら腰痛になったので革でなんとかしよう、という話
- 土台が弱いとこんにゃくの上で作業している&試してわかる価値の話
- ホックがうまく打てない、という場合はハンドプレス買わなきゃいけないのか、と絶望して希望を見出す話