初めまして。
今回レザーを染色して小物を作成したいと考えているのですが、染料についてお問い合わせさせていただきます。染色に使うレザーは厚さ1ミリ~2ミリ程度のタンニンなめしかピット槽なめしのナチュラル色のレザーです。
使用の条件はお手軽さと色落ちや色移りしにくいことと、乾燥後はできるだけ革の硬さやサイズは変化しにくいことです。
事前に試作等試みるつもりですが染色は初めてのため予算の関係もありますので前知識としてお教えください。
「技法」カテゴリーアーカイブ
婚約指輪贈呈に見えるストラップカッターの使い方
動画で見よう!音と振動対策:ブラッドウッドの塊を足の上に
下記blogを書いたのが2013年1月。その後使い方の報告を、と思いつつ置いていましたな。すいません
振動で近所迷惑なのが気になる、という方にお勧めの重たい木の板: レザークラフト・フェニックス
レザークラフトは手軽な趣味だけど問題がひとつ。騒音=音と振動
レザークラフトはものづくりの趣味の中では手軽、かつ材料がそれほどかかりません。
(レベルにもよりますが、木工や彫金のほうがお金かかりましたねぇ)
ただ!大きな問題が音と振動です。
風琴マチ~小物のとってもめんどくさいマチ
時たま小物の職人さんのお手伝いをさせてもらっています。
「フウキンマチって知っているか?」
ふーきんまち?水がぴちょんぴちょんと音が反響するのは、、、あぁ、あれは水琴窟か。
「( -_-) 財布のマチの一種でマチの山部分じゃなくて谷部分に仕切りを挟み込む技術や」
カシメの足の長さはなぜ違うのか?という実例
普段の自分仕事で先日ごっついバッグ持ち手を20本ほど納めた所「カシメが抜けた!」と怒られました。
ありゃ?
今回はトラブルを基に「カシメを買うときは足の長さが違うものもきっちり買っておきましょう」というお話。
刃型は完璧じゃないから治具を作るのが重要
刃型が好きで好きでたまらないので刃型セミナーを開講してもらうほど好きなんですが。
刃型は巨大で頑丈なカッターナイフの刃を溶接して同じ形をポコポコと生み出せる道具と思ってくださいな。
革業界の量産部門では必須道具です。
さて、そんな刃型ですが完璧ではありません。
コバ処理ってやり始めるときりがないけどね、という話
革製品にスライムが付着してシミが出来たのでどうしよう、という話。
店でてろてろっとしているとお客さんから質問が。
「作った革の作品を知り合いにあげたらそこのお子さんがスライムを付着させてシミになったんだけど何をしたほうがいいかな?」
スライム?あのネトネトの?
「そうです。」
スライムは、洗濯のりとほう砂が主成分で作られるものです
ほう砂が入っていることでアルカリ性に寄っていますな。
革はどの革?
「フェニックスさんで購入したバサラです」
バサラ – レザークラフトフェニックス ONLINE SHOP
ほいほい。
バサラはタンニン鞣しで作られており、手でもみ加工を施している独特の革です。
その表面の風合いを重視しているので強いトップコートがかかっておらず防水性などには弱いですね。
そのためスライムが付着した所に水分によるシミができたんだとおもいますわ。
で、解決策としてはシミを取ることは不可能です。
でも付着しているアルカリ成分などを落とさなきゃいけないので温水などでゆっくりともみ洗いしてください。
その後に陰干しをしてゆっくり乾燥、その後にワセリンなどでいいから油分を革に補給してください。
バサラでしたらもみ加工しているので自分の手にオイルやワセリン塗ってそれでモミモミと。
作ったのは鞄?小物?
「鞄です」
それなら陰干しの際に中に詰め物をして形を維持しましょう。
中に新聞紙を詰めると新聞紙のインクが付着するので新聞紙をモミモミしたものをビニール袋に入れて、それを詰め物として中に入れて陰干ししてくださいな。
乾燥後全体的にシミがまわって色が濃くなりますがこれはもうどうにもなりませんね。
上記の考えはタンニン系の革のかばんや小物が水分でシミになった際に応用できる考え方ですわ。
シミが目立つのが嫌ならばお考えください。
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靴講師・パタンナー・靴屋 古瀬 勝一氏
僕がお客様の靴を洗って差し上げる時は、必ず仕上げにハミングなど柔軟剤を使用してますよ。 陰干し乾燥した後の革の硬さは、ハミングすると、しないとでは全く違います。
タンニンレザーやヌバックの場合、切り口に塗られたコバコートがシミ出して来て「これは洗うべきではなかったぁー!」と数足パーにしました。弁償(。>д<)
あぁ、切り目仕上げの革やヌバック・ベロアの系統は色落ちがありえますね。
ここらも怖いので洗ったりする際はまず目立たない所で試してからトライすることをおすすめしますワ