技法」カテゴリーアーカイブ

A4の0.5mm薄漉きはプロでも難しいから切り売りの革のほうがオススメ、という話

革1枚を薄くする業者さんを「漉き屋」と読んでいますが、厳密に言うならば割漉き屋と呼んで区別しています。この方たちがいないと革産業は成り立たないのですが、現状5~8社ほどしか日本では残っていません。
(東京、大阪、姫路。最近名古屋に1件あると学習しましたさ。表に出ずにやっているところが数社かな)

で、そんなプロでも「フェニックスさんが持ってくるA4漉きは正直やりたくない」と言われますが、無理やり無理くり無茶言ってお願いしています。

今回のblogではA4の漉きは何が難しいのか?彼らが本気を出すとどれだけすごいか。漉きは機械にそのまま通せば自動でできる、というものじゃない、という話をつらつらと。

 

続きを読む

フェニックスで買ったハトメ打ち具でフェニックスで買ったハトメを打ったのに割れた、という話

フェニックスで買ったハトメ打ち具でフェニックスで買ったハトメを打ったのに割れたけど、という相談が。

えっ!うちで売っている工具で?

で、見せてもらった結論:工具に問題があった

となります。
でも見た目で全くわかりません。疑問に思ったら遠慮なくお問い合わせください。

 

続きを読む

動画で見よう!製本に適した革はなに?という質問から実際に革の製本をしてみた、という話。

てろてろと問い合わせを見ていると製本に関する質問が。

 手製本を作っています。革装の本を製作しようと思うのですが、
貴社が販売している革で適したものがあれば教えてください。
A5版の大きさの本を予定しています。

製本か~。モロッコ革に近いものが良いんだろうなぁ
製本の面白さとどういう革が適しているかの話をてろてろとしてみましょう&実際に作ってみましょう。

続きを読む

19.9/14.15 レザーカービング大阪講習会 TAKA Fine Leather JAPAN 大塚 孝幸 氏

Design LAB. Fableさん主催によるレザーカービング講習会、今回はTAKA Fine Leather JAPAN の 大塚 孝幸 氏によるシェリダンカービング講座になります。場所はフェニックス3F教室スペースになります。

今回、大塚先生が大阪講習会のために素敵な図案をご用意してくださいました。
ラウンドウォレットの外装をカービングします。しっかりと大塚先生のシェリダンスタイルを学んでいただくプログラムになっています。

続きを読む

レザークラフトをはじめたいが、何を揃えれば良いのか?という話 クロムエクセルのトートバッグ編

2014年5月に当店スタッフが書いたのが下記blog。

クロムエクセルでトートバッグを作ってみた。 | phoenix blog

140409_089.jpg

で、「これを作りたいんです!レザークラフトやったことないんです!何揃えればいいですか?」という質問が来たので答えられる範囲で答えておきます

うぅ、よりによってクロムエクセルのバッグか、(´・ω・`)

続きを読む

動画で見よう!:ScanNcutで駄菓子の牛乳パックの箱をスキャンして実際に裁断してみる&試し切り募集します

先月行った「ミシン&ScanNcut スキャンカット体験会」や素材博覧会神戸にてミシンのフジモトさんが出展していたブースにてスキャンカット体験された方、ありがとうございましたさ。

体験会などを行ってわかったみなさんが持つ疑問点や回答を紹介するためにも動画を作ってみました。

Brotherのスキャンカット SDX1200と1000で革のものづくりがもう一段階先に行けそうだ、という話 | phoenix blog

 

下記は1分ダイジェストバージョンです

続きを読む

動画で見よう!ソフトタッチプライヤーがあれば掴む動作が楽になる、という話 &おまけ付き

先日久々にCリングを200個ほどあけて留める、という作業をしました。

ラジオペンチで掴むと先端のギザギザが金具を傷つけます。で、革を両面テープで接着して挟み込むんですが、それでも安定性に欠けます。

今回のBLOGではなぜ安定性に欠けるのか。それに対してどうすればいいのか、ソフトタッチプライヤーを使うと効率があがるよ、という点を説明していきます。

ソフトタッチプライヤー – ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス

続きを読む